ホタル保護 在り方討論 県内14団体がサミット

 県内でホタルの保護活動を行っている14団体が集う「第1回県ホタルサミット」は6日、門川町クリエイティブセンターで開いた=写真。それぞれの活動報告や課題などを話し合った。
 門川高校で「ホタルの舞う高校づくり」を進めている「ホタルプロジェクト」顧問の吉田巧さん(68)が呼びかけ人となって初めて開いた。吉田さんがホタルプロジェクトの歩みや、産卵から羽化まで一連の流れを解説。その後、各団体の事例報告があった。ホタルが育つための環境整備の在り方や、後継者育成などについても討論。「幼虫を補食するイモリの対処は」、「子どもを会員として迎えてはどうか」などの疑問や意見が出された。
 吉田さんは「声をかけられなかった、保護に取り組んでいる団体は県内にまだある。来年以降、さらに参加団体を増やして開いていきたい」と話していた。

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