京都・修学院の登山道にクマ、トレランの女性襲われけが 声を聞いた男性が助け出す

京都府警下鴨署

 11日午後3時半ごろ、京都市左京区修学院の登山道付近にいた50代の女性から「クマに襲われた」と110番があった。京都府警下鴨署によると、女性は耳や手にけがをしたものの、命に別状はないという。

 同署や市消防局によると、現場は修学院離宮の東約1.5キロで、京都一周トレイルの東山コース付近。トレイルランニングをしていた女性が山中でクマに襲われたとみられる。助けを求める声を聞いた登山客の男性が女性をコースまで助け出したという。

 左京区役所は同日夕から修学院学区の自治会や学校、保育園などに連絡を行ったほか、12日にも登山道に注意喚起の看板を設置するという。

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