「プレーして楽しかった」なでしこ撃破のスウェーデン、キャプテンFWアスラニが対策を遂行できたと振り返る「ボールを扱う時間を与えたくなかった」

[写真:Getty Images]

スウェーデン女子代表のFWコソヴァレ・アスラニが、なでしこジャパンとの一戦を振り返った。スウェーデン『Dagens Vimmerby』が伝えた。

11日、オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)準々決勝でスウェーデンはなでしこと対戦した。

ベスト4入りを懸けた戦い。2年前の東京オリンピックでも準々決勝で対戦し、スウェーデンが3-1で勝利。今回も再現を目指した。

ここまで大会を盛り上げ、世界からも注目を集めているなでしこを相手にスウェーデンは立ち上がりからアグレッシブさを出して封じ込めていく。

中盤でのボール奪取が多く、日本のカウンターを発動させる前に寸断。守備も堅く、カウンターを簡単に仕掛けさせず、スペースもなかなか与えない守りをしていた。

すると32分にセットプレーの流れからアマンダ・イレステットが混戦を蹴り込み先制に成功。前半はなでしこにシュートを打たせずに終えると、後半立ち上がりにセットプレーから今度はハンドを誘発。PKをフィリッパ・エンジェルダールが決めて、リードを2点とした。

なでしこは反撃に出る中で、決定機逸やPK失敗などチャンスを活かせず。87分にようやく林穂之香がネットを揺らしたが、スウェーデンはその後も巧みに試合を進めて1-2で勝利。ベスト4に駒を進めた。

戦前から日本を警戒していたスウェーデン。アスラニも脅威を語っていたが、しっかりと勝利した後には自分のパフォーマンスを称えた。

「私はチームと私たちが行っている努力をとても誇りに思っている。日本が熟練したテクニカルなチームであることは分かっていたので、彼女たちにボールを扱う時間を与えすぎたくなかった」

「デュエルのゲームで彼女たちをもう少し押し上げたかったけど、そのことが本当に功を奏した。前半で多くの勝利を収められていた」

「私たちのパフォーマンスをとても誇りに思う。良いサッカーをしたし、上手くボールを繋いでいた。プレーしていてとても楽しかった」

「彼女たちがどうプレーするか知っていたし、同じだと思っていた。私たちもアグレッシブになり、押し込む必要があった」

「今夜はこの勝利を楽しんでから、充電するつもり。まだ満足していない。行けるところまで行きたい。チームを強く信じている」

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