アーセナル移籍は「完了するだろう」、GKラヤの去就にブレントフォード指揮官が言及「彼は現時点ではここにいない」

[写真:Getty Images]

ブレントフォードのトーマス・フランク監督が、アーセナルへの移籍が噂されるスペイン代表GKダビド・ラヤについて言及した。イギリス『イブニング・スタンダード』が伝えた。

11日からプレミアリーグの2023-24シーズンが開幕。3冠を達成した王者のマンチェスター・シティが昇格組のバーンリーと対戦して幕を開ける。

今夏のプレミアリーグは多くの選手が移籍をしており、ビッグネームも動くことに。一方で、開幕を直前にして、チームの主軸選手が退団する可能性のあるクラブも多い。

ブレントフォードもその1つ。正守護神であるラヤのアーセナル行きが迫っている。

ラヤは、2700万ポンド(約49億7000万円)の買い取りオプション付きのレンタル移籍でアーセナルに加入することになる見込み。レンタル料は300万ポンド(約5億5000万円)になるとされている。

開幕を前に守護神を失う可能性があるブレントフォードだが、フランク監督は13日に行われるトッテナムとの開幕戦を前に記者会見に出席。ラヤについてアーセナルに移籍するだろうとコメント。選手を売りたくないが、だからといって緊急に補強することもないとした。

「アーセナルとの契約は完了すると予想している」

「彼は現時点ではここにいないし、日曜日には関与しないだろう」

「我々は誰も売らないことを期待しているし、それを願っている」

「我々は欲しい選手がいるかどうか探しているところだが、急いでいるわけでも、必要としているわけでもない」

クラブの規模も含めて、潤沢に選手を獲得できる資金はない状況。ただ、チーム作りをしてきた中で開幕直前や開幕後に選手がいなくなる可能性があるのは、予想外の影響をもたらすことになる。

そういったことが無くなるためにはどうしたら良いかと問われたフランク監督は「シーズンが始まる前に移籍市場が確実に閉まるようにする。それを防ぐ唯一の方法だ」と回答。ただ「私はそれを望んでいるが、それは不可能だろう」と、現実的に起こることはないと語った。

ブレントフォードはフライブルクからマルク・フレッケンを今夏獲得しており、守護神不在にはならない状況。さらに補強を行うのかは注目だ。

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