意外にもレアル・マドリーのユース育ち!な超有名選手9名

世界屈指のクラブであるレアル・マドリー。トップチームのみならず、下部組織にも多くの有望な選手が所属している。

今回はそんなレアル・マドリーの下部組織でプレーした経験を持っている9名の意外な選手を『Planet Football』から特集。

エミリアーノ・ブエンディア

レアル・マドリー所属:2009~2010

現所属:アストン・ヴィラ

アストン・ヴィラのスター選手であるエミリアーノ・ブエンディア。アルゼンチン出身のアタッカーであるが、実はレアル・マドリーのアカデミーで1シーズンを過ごしていた。

カデテス・サン・マルティンというアルゼンチンのクラブから12歳でレアル・マドリーへやってきて、その1年後に同じマドリッドにあるヘタフェへと移った。そしてそこで信頼を受け、プロデビューにこぎつけている。

その後はもちろんクルトゥラル・レオネサへのローン移籍で大ブレイクし、2018年にノリッジ・シティへ。イングランドでの活躍で市場価値を急激に高め、アルゼンチン代表にも定着した。

フアン・マタ

レアル・マドリー所属:2003~2007

現所属:フリーエージェント

イングランド・プレミアリーグで活躍したスペイン人の司令塔フアン・マタ。チェルシーとマンチェスター・ユナイテッドで見事な実績を残した。人格面でも評価が高い。

元々はレアル・オビエドでキャリアをはじめたが、2003年に15歳でレアル・マドリーへと移籍した。そして徐々にカテゴリーを上げて2006-07シーズンにはリザーブにあたるカスティージャまで昇格したが、リーガでのチャンスを求めてバレンシアへ。

2007-08シーズンにはロナルト・クーマン監督の下でレギュラーとして起用され、一気にリーガ最高クラスの若手ミッドフィルダーとして知られるようになった。昨年夏にマンチェスター・ユナイテッドを離れ、加入したガラタサライでリーグ優勝を経験したものの、今夏フリーエージェントになっている。

サウール・ニゲス

レアル・マドリー所属:2006~2008

現所属:アトレティコ・マドリー

プロとしてのキャリアのほとんどをアトレティコ・マドリーで過ごしているサウール・ニゲス。昨季はチェルシーに貸し出されていたものの、プレミアリーグには全くフィットできずに戻ってきた。

そのためアトレティコの印象があまりにも強い選手であるが、実はもともとレアル・マドリーのアカデミーに所属していた。11歳から13歳まで白いユニフォームを身に付けていたのである。

そのニ年間でいじめのターゲットになってしまったことからアトレティコ・マドリーへと移籍し、そこで選手として順調な成長を遂げることになった。

ダニ・パレホ

レアル・マドリー所属:2003~2009

現所属:ビジャレアル

バレンシア、そしてビジャレアルでリーガ屈指のボランチとして評価されたダニ・パレホ。2018年にはスペイン代表にも選ばれている。

ラ・エスピニージャというクラブでサッカーを始め、CDコスラダという地元チームで育成され、2003年にレアル・マドリーに移籍した。そして2006年にはリザーブにあたるカスティージャに昇格している。

2008-09シーズンにはついにトップチームに上がったものの、すぐにQPRへとローン移籍することになり、次年度にはヘタフェへと完全移籍。レアル・マドリーは彼を買い戻そうとしたが、パレホの活躍もあってヘタフェが欧州のカップ戦に出場したことから不可能になったのだそう。

パブロ・サラビア

レアル・マドリー所属:2004~2011

現所属:ウォルヴァーハンプトン

実はレアル・マドリーで7シーズンを過ごしたパブロ・サラビア。リザーブにあたるカスティージャでは49試合に出場したが、トップチームに定着することができず、1試合もプレーしていない。

2011年に同じマドリッドのヘタフェへと完全移籍し、その後セビージャで大ブレイク。2019年にはパリ・サンジェルマンへと引き抜かれて大きな話題を集めることになった。

昨季スポルティングCPへとローン移籍し、今季はイングランド・プレミアリーグのウォルヴァーハンプトン・ワンダラーズへと新天地を求めている。

アレイシ・ビダル

レアル・マドリー所属:2004~2006

現所属:エスパニョール

セビージャやバルセロナの印象があまりにも強いアレイシ・ビダル。現在もバルセロナと同じ街を本拠地としているエスパニョールに所属しているサイドバックだ。

彼は珍しいことにバルセロナとレアル・マドリーの下部組織を両方経験したという選手だ。2001-02はバルセロナで、2004~2006はレアル・マドリーで過ごしたが短期間で退団し、2007年にレウスでシニアデビューを果たしている。

2011年から所属したアルメリアで活躍したことからセビージャへ引き抜かれ、その後バルセロナにステップアップ。それから古巣セビージャに戻り、アラベスへのローンを経てエスパニョールに加入した。

フアンフラン

レアル・マドリー所属:~2006

現所属:引退

アトレティコ・マドリーで長く活躍した名サイドバックとして知られているフアンフラン。スペイン代表でも22試合に出場するなど堅実派の隠れたスターとしてディエゴ・シメオネ監督に愛された。

ただ、実は彼がデビューしたのはレアル・マドリーである。下部組織から昇格し、カスティージャでは主力として活躍。トップチームでも合計11試合に出場した。

ただ2005年にエスパニョールへと貸し出されたあとに放出され、オサスナを経てアトレティコ・マドリーへ。そこで355試合に出場するなどレジェンドの一人となり、2019年に万雷の拍手で送り出された。

マルコス・アロンソ

レアル・マドリー所属:~2010

現所属:バルセロナ

マドリッド生まれのマルコス・アロンソ。ご存知の通り祖父のマルキートスはレアル・マドリーの元選手、父のマルコス・アロンソ・ペーニャはアトレティコ・マドリーとバルセロナの選手だった。

彼はウニオン・アダルベという小さなクラブでプレーした後レアル・マドリーの下部組織に加入し、リザーブにあたるカスティージャでも活躍。ただトップチームでは1試合しか起用されず、2010年にイングランド・プレミアリーグへ渡った。

それからボルトン・ワンダラーズ、フィオレンティーナ、サンダーランドと所属して2016年にチェルシーへ移籍。それから6年後には久しぶりにスペインへ戻り、バルセロナに加入している。

フィリップ・リーンハルト

レアル・マドリー所属:2014~2018

現所属:フライブルク

現在フライブルクで堂安律とともに戦っているフィリップ・リーンハルト。オーストリア代表のディフェンダーとして活躍している彼であるが、レアル・マドリーに所属していた時期がある。

ラピド・ウィーンでのプレーから有望な若手だと評価され、2014年に18歳でレアル・マドリーにスカウトされた。スペインに渡ったあともカテゴリ別では活躍を見せたものの、トップチームでは2015-16シーズンに1回プレーしただけ。

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そのため2017年にフライブルクへと貸し出され、そのまま完全移籍。ドイツ・ブンデスリーガで実績を残し、現在はレギュラーとして欠かせない存在になっている。

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