全国高校野球 茨城の土浦日大が夏2勝狙う 12日、九国大付戦

リラックスした表情で調整する土浦日大ナイン=伊丹SC野球場

■打撃中心に最終調整 主軸・香取 「今度は自分が貢献」

12日、全国高校野球選手権大会2回戦で茨城県代表の土浦日大は九州国際大付(福岡)と対戦し、夏2勝目を目指す。11日は兵庫県伊丹市の伊丹SC野球場で約2時間汗を流し、最終調整を行った。

土浦日大は、連日の打撃中心の練習メニューをこの日も崩さず、約1時間を3カ所の打撃練習に費やした。チーム全体で低く鋭い打球を放つことを徹底。主力陣らが快音を響かせた。

不調にあえいだ茨城大会から徐々に状態を上げてきた右腕の小森勇凜(3年)は練習前に自ら監督に志願し、打撃投手として登板。力強い直球でバットを押し、好調ぶりをアピールした。

最後はチームが試合前に必ず取り組む瞬発力を養うトレーニングを行った。前後左右に細かくステップを踏みながら、各選手が和やかな雰囲気で練習を締めくくった。

12日も猛暑日が予想される中、初戦で足をつって途中交代した主軸の香取蒼太(同)は「助けてもらった分、今度は自分が貢献したい」と気合を入れる。同校初の夏2勝へ「前回同様、一戦必勝を徹底して勝ちたい」と力強く意気込んだ。

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