米大統領「中国は時限爆弾だ」 経済悪化で対応懸念

バイデン米大統領

 【ワシントン共同】バイデン米大統領は10日、西部ユタ州の選挙イベントで「中国は時限爆弾だ」と述べ、中国経済が失速し失業率悪化や高齢化といった多くの問題を抱えていると指摘した。「悪い者たちが問題を抱えると、悪いことをする」とも述べ、経済悪化で中国が問題行動を取りかねないと懸念を示した。ホワイトハウスが11日、発言内容を公表した。

 中国は、バイデン氏が9日に先端技術に関する中国への投資を規制する大統領令に署名したことに反発している。バイデン氏の発言でさらに批判を強める可能性があり、米中間の対話の機運に水を差す恐れもある。

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