国宝瑞龍寺を舞台にした夏の風物詩「夜の祈りと大福市」が11日、富山県高岡市関本町の同寺で始まった。荘厳な大伽藍（がらん）が色鮮やかにライトアップされ、夜空に浮かび上がった。12日まで。
作曲家の山口道明さん（高岡市）のオリジナル曲が響く中、赤色や青色の光が仏殿や法堂を照らし出した。鋳物あんどんも配置され、境内は幻想的な雰囲気に包まれた。
今年は新たな演出として、和傘を仏殿前の芝生に並べてライトを当てた。大福市には多彩なご当地グルメが並び、日本盆栽協会高岡支部の納涼盆栽展も同時開催された。
12日は午後6時半から同9時半まで。運営協力費（入場料）は500円、中学生以下無料。周辺は駐車場がなく、イオンモール高岡駐車場を臨時の無料駐車場とし、無料シャトルバスを運行する。北日本新聞社共催。
