葉山奨之が「転職の魔王様」第4話にゲスト出演。“来栖嵐”成田凌の因縁の相手

フジテレビ系連続ドラマ「転職の魔王様」(月曜午後10:00=関西テレビ制作)の8月14日放送・第5話に葉山奨之が出演。転職を繰り返す20代の求職者で、“転職の魔王様”こと来栖嵐(成田凌)の過去に関わる因縁の相手・戸松卓郎を演じる。

成田が主演を務める「転職の魔王様」は、額賀澪氏の小説「転職の魔王様」「転職の魔王様2.0」(PHP研究所)が原作。成田が“転職の魔王様”と呼ばれ、相談者の仕事や生き方への悩みを辛辣(しんらつ)な言葉で一刀両断していく、毒舌敏腕キャリアアドバイザー・来栖嵐を演じる“転職”爽快エンターテインメントだ。また、小芝風花が、来栖が勤める転職エージェント「シェパードキャリア」の社長・落合洋子(石田ゆり子)のめいっ子・未谷千晴に扮(ふん)し、来栖の下でキャリアドバイザーの見習いとして転職希望者の背中を押していく。

葉山が扮(ふん)する戸松は、終始冷めた態度で「仕事は生活のためで、仕事に変な夢とか持っていない」と言い、転職活動もどこか投げやりな様子。戸松は来栖と面識があり、「シェパードキャリア」で偶然来栖を見かけると、「どうして、あんたがここに…」と激しく動揺する。実は戸松は、来栖が杖をつく原因となった悲しい事故の関係者であり、因縁の相手でもあったのだ。

来栖のサポートなしで戸松と向き合うことになった千晴は、投げやりな若者をどうアシストしていくのか。戸松の自暴自棄な態度は、まるで「割り切って生きるしかない」と自分に言い聞かせているようで、そこには何やら理由がありそうだ。そして、奮闘する弟子・千晴を前に、師匠の来栖は何を思うのか?

来栖の人生を狂わせた事故の全貌が明かされる第5話。第1章完結ともいえるその放送回を前に、手ごわい求職者であり、来栖の因縁の相手でもあるキーパーソン・戸松を演じた葉山は、「ターニングポイントとなる第5話は、来栖の過去に関わる物語が描かれます。戸松のような何かを背負ったキャラクター役は久しぶりで、いつもとは違ったエネルギーをためて挑みました」と明かす。

役柄については、「すごく真面目で仕事熱心なタイプ。正義感がありコミュニケーション力も高く、そこそこうまく人生を歩んでいたと思います」と説明しつつ、「ある事件がきっかけで心を閉ざしてしまいますが、少しだけ過去パートを描くシーンがあり、その時は奇麗な身なりで表情も生き生きしていたと思いますが、現在パートで来栖と会い、気持ちを思い切りぶつけます。過去と現在とに落差をつけることを特に工夫しました」と役づくりにも触れた。

なお、転職についてのイメージを聞かれると、「転職は、人生の新たなステージへ進むもので、ワクワクするようなプラスなイメージがあります」とし、自身が転職するとしたら「服が好きなので、スタイリストや服を作るなど、洋服関係の仕事に進んでいるかと思います」とコメント。

また、撮影に関しては「精神的に大変な役でしたが、堀江(貴大)監督がしっかりと向き合ってくださり、丁寧に繊細な役へと導いていただきました。また、衣装合わせの時から、スタイリストさんがこのキャラクターはこういう服装で、こういう素材の服を着て…、という風に役者側に寄り添った提案をしてくださり、イメージがクリアになっていき、そこから戸松をつくり上げることができました。要となるシーンは、台本10ページ超えの分量を外で撮り、最初と最後では見た目が変わるくらい日焼けをしたと思います(笑)」と振り返った。

最後に、「要のシーンは、それまでの戸松が思いをぶつけて変わろうとする瞬間で、そこに向けてエネルギーをためてつくり上げました。作品自体も前半戦の最終回のような感じだと思います。戸松にも過去がありますが、来栖も千晴もそれぞれ過去と向かい合って、ぶつかって、乗り越えようとしています。視聴者の方にどこか共感できる部分が伝わればうれしいです」と語り、重厚なストーリーをアピールした。

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