米国と中国間の旅客便を倍増へ 「協力示す珍しい兆し」と報道

 【ワシントン共同】バイデン米政権は11日、米国と中国を結ぶ旅客便の本数を10月下旬までに倍増させることで中国側と合意したと明らかにした。ロイター通信が報じた。中国はコロナ流行を受けて停止していた米国などへの団体旅行を10日に解禁しており、米中両国の人的交流の促進につながるかどうか注目される。

 ロイターは「米中両国の協力を示す珍しい兆し」と伝えた。ブリンケン国務長官が6月に訪中した際、米中間の航空便増便に向けた協議の実施や、人的往来の拡大で中国側と一致していた。

 米運輸省によると、現在、週12往復の中国からの直行便を、9月1日に週18往復、10月下旬から週24往復に増やす。

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