虐殺朝鮮人ら追悼、横浜で作品展 関東大震災100年、16日から

「関東大震災、100年ぶりの慟哭 アイゴー展」で展示される高慶日さんの作品(同展実行委員会提供)

 1923年の関東大震災から9月で100年になるのに合わせ、朝鮮人や中国人ら虐殺された人々を追悼する作品展「関東大震災、100年ぶりの慟哭 アイゴー展」が16日から、横浜市民ギャラリーあざみ野(同市青葉区)で始まる。20日まで。

 韓国の風刺画家高慶日さん(54)をはじめ韓国や日本のほか、在日コリアンのアーティスト計37人による絵画や写真、立体作品などを展示。9月には韓国でも開催する。

 東京都世田谷区の現代アーティスト岡本羽衣さん(33)は、横浜市立中向け副読本にあった「虐殺」との表記を自民党の市議が批判し回収された出来事から着想を得て立体作品を制作した。入場無料で事前予約制。

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