全国高校野球 土浦日大、初の3回戦進出 九州国際大付に3-0【更新】

九州国際大付に勝利し、アルプススタンドへ駆け出す土浦日大の選手たち=甲子園球場

全国高校野球選手権大会第7日は12日、甲子園球場で2回戦4試合が行われ、茨城県代表の土浦日大は九州国際大付(福岡)を3-0で破り、初の3回戦進出を決めた。次戦は8強入りを懸け、15日の大会第10日第4試合で専大松戸(千葉)と対戦する。

土浦日大は三回、大井駿一郎(2年)が左翼スタンドにソロ本塁打を放ち、1点を先制。七回には先頭から3連打などで2点を追加した。投げては先発の小森勇凜(3年)ら3人の継投で相手打線を6安打無失点に抑えた。

同校が甲子園で2勝するのは春夏を通じて初めて。塚原歩生真主将は「みんながよくやってくれた。(チームの)歴史を変えた実感はまだない」と話した。

土浦日大は過去4度、夏の甲子園に出場し、勝利は1986年第68回大会の1回戦で島原中央(長崎)を3-0で破った1勝のみだった。今夏は初戦の1回戦で上田西(長野)を延長十回タイブレークの末に8-3で下し、37年ぶりの白星を挙げた。

次戦の専大松戸の持丸修一監督(75)は、かつて茨城県内の竜ケ崎一や藤代などを率いて甲子園に出場、2003年には常総学院の木内幸男監督の後任に就き、春夏通じて3度、甲子園に導いた。土浦日大の小菅勲監督(56)は木内監督の教え子で、1984年夏の取手二の優勝メンバー。小菅監督は「(持丸氏は)大先輩なので胸を借りるつもりで、正面からぶつかっていきたい」と意気込みを話した。

▽2回戦
土浦日大   001 000 200|3
九州国際大付 000 000 000|0

(土)小森、伊藤彩、藤本-塚原
(九)田端、下酔尾-下川

▽本塁打 大井(土)
▽暴投 田端(九)
▽審判 宅間、国雲、四方、前田
▽試合時間 1時間49分

九州国際大付―土浦日大 3回表土浦日大1死走者なし、大井が左翼へ本塁打を放つ=甲子園球場

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