【摂津盃】ツムタイザンが2年7ヶ月ぶり重賞V…木村健師「本当に強かった」

11日、園田競馬場で行われた11R・摂津盃(3歳上・ダ1700m)は、杉浦健太騎乗の1番人気、ツムタイザン(牡5・兵庫・木村健)が、きっちり人気に応えた。2着にタイガーインディ(牡6・兵庫・保利良平)、3着に2番人気のサンライズラポール(牡6・兵庫・柏原誠路)が入った。勝ちタイムは1:50.2(良)。

第55回摂津盃は11日、第11R、1700m戦で行われ、1番人気に支持された杉浦騎乗のツムタイザンが、自慢の末脚で差し切った。同馬の重賞Vは20年12月31日の園田ジュニアカップ以来で3勝目。2着にはタイガーインディ、3着はサンライズラポールが入線した。

屈腱炎を乗り越え復活

摂津盃 口取り (C)兵庫県競馬組合

屈腱炎を乗り越えて、復活を遂げた。大外枠という試練がありながら、鞍上の杉浦はいたって冷静に立ち回り、出たなりの中団からレースを進め、流れに乗った。向正面に入り、いい感じで上がって行くと、3、4角では前をいくタイガーインディを射程圏に。直線では末脚比べ。最後は半馬身差をつけて、優勝。「夏の暑さに負けることもなく、元気いっぱいでした。反応良く動いてくれて最後まで頑張ってくれました。凄く成長を感じます」と杉浦。管理する木村健師も笑顔がこぼれた。「あの枠順になりましたが、うまいこと流れに乗れました。本当に強かったです」と愛馬の頑張りと、鞍上の好リードを讃えた。

ツムタイザン 18戦10勝
(牡5・兵庫・木村健)
父:シンボリクリスエス
母:モエレカバーガール
母父:フレンチデピュティ
馬主:平野照子
生産者:大作ステーブル

【全着順】
1着 ツムタイザン
2着 タイガーインディ
3着 サンライズラポール
4着 ナムラタタ
5着 メイプルブラザー
6着 ヴァイスリヒト
7着 シェナキング
8着 エイシンアンヴァル
9着 モズファヴォリート
10着 タガノウィリアム
11着 エイシンダンシャク
12着 アキュートガール

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