延岡観光振興へタッグ 市と東武トップツアーズ協定

観光振興や地方創生などに関する包括連携協定を締結した読谷山洋司市長(右)と百木田康二社長

 延岡市と総合旅行会社の東武トップツアーズ(東京都)は7日、観光振興や地方創生などに関する包括連携協定を締結した。
 同社は2021年から2年間、企業版ふるさと納税制度を活用して同市に計600万円を寄付。その縁もあり、県内自治体で初となる協定締結が実現した。
 連携項目は「観光振興」「歴史・文化都市の推進」「移住定住・関係人口の増加に向けた取り組み」など5項目。両者の資源や人材を活用しながら景勝地や食、体験などの観光資源を組み合わせた旅行商品の企画、ワーケーション推進に向けた市外企業への情報発信などを検討していく。
 締結式は市役所であり、読谷山洋司市長は「延岡はまだまだ観光地として知名度が低いが、裏を返せば伸びしろの大きい町。培われたノウハウに期待したい」、同社の百木田(からきた)康二社長執行役員は「交流・関係人口をいかに増やしていくか、市とタッグを組んで真剣に考えていきたい」と話していた。

© 株式会社宮崎日日新聞社