〈現地レポ〉4年ぶりの来場制限の無いコミケはどうだった? 初日は13万人が参加、熱中症・脱水症の対策は必須

”好き”を求め、会場いっぱいに13万人が参加【会議棟連絡通路の様子】

8月12日と13日の2日間、東京ビッグサイトにて「コミックマーケット102」が開催中。イベントを主催するコミックマーケット準備会によると、初日となった本日12日の参加者数は13万人にのぼったことが分かった。(=速報値)

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会場となる東京ビッグサイト

コミックマーケットとは夏と冬の年2回開催される大型同人誌即売会。102回目となる今回は直近数年の新型コロナウイルス感染拡大による来場制約が大幅に緩和され、来場者制限が撤廃に。会場内の安全確保を目的とした対策は継続され、各日十数万人の来場が予想されていた。

本日の会場・東京ビッグサイトは先週までの雨予報とは打って変わり、晴天に恵まれたことで、会場周辺の最高気温は35℃となり、猛暑日を記録した。コミックマーケット準備会が設置する救護室の情報によると、「傷病者の大半は熱中症。やはり、初参加または参加歴の浅い10~20代の若い世代が目立っています。」とのこと。

人気サークル・人気企業は長い待機列が形成

記事を公開している「オタク総研」の編集部も現地参加していたが、公式発表が無くとも分かるほど、明らかに前回と比べて人の入りが多いことが伺えた。それでも「コロナ禍前(C97ごろ)や参加有料化前のコミケほどではない」という声も散見されるが、如何せん直近が一桁万人だったこともあり慣れない方も多いだろう。

また、東・西・南間の会場内の移動に関しては午後の西(企業)から東(同人)への移動時には長い待機の列も形成されていたほか、あちこちに外国からの参加者もいたことから、”前回比+4万人参加”を容易に体感することが出来た。

準備会は続けて「帽子を被っていない、熱を吸収しやすい黒い服の人が多いと指摘を受けています。服装にも充分留意下さい」「必ず水分の携行しましょう。」との注意喚起が行われていた。明日は曇り一時雨となっているものの、最高気温は33℃の予報が出ているため、2日目参加予定の方は「早く寝る」「熱中症対策」「待機列での日避け対策」「体調が悪くなる前に撤退」を心がけて欲しい。

なお、出展企業の一つであるpixivは今回、コンセプトは「コミケのオアシス」と題して企業出展で初の休憩所エリアを展開している。水の無料配布や休憩スペースが用意されているのでこちらもチェック。
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