「棚田」の豊作願う"みやびな音色" 茂木町の古民家で雅楽演奏

 栃木県茂木町では12日、栃木県内の学生団体が自然に親しみ地産地消を促進するためのイベントを開きました。

 古民家に響く雅楽のメロディ。この「棚田DE雅楽」は宇都宮大学を中心に栃木県内の大学生30人で構成する学生団体、「棚田復活プロジェクト」が活動費用として募集したクラウドファンディングが目標額に達したことを記念して開きました。

 「棚田復活プロジェクト」は耕作放棄地の増加と、食料自給率の低迷を解決するために2017年から茂木町小深の荒れた棚田を再生しコメと大豆を栽培しています。

 12日は学生たちが管理する棚田の隣にある古民家で國學院大学の雅楽サークルと関東地方で活動している葵雅楽会のメンバーが笙や篳篥などの楽器を演奏しました。

 雅楽は自然由来の古代から伝わる音楽。学生たちは、そのみやびな音色に耳を傾けていました。

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