名園と漆黒の城、華やかに光彩る 幻想庭園と烏城灯源郷 31日まで

色とりどりの照明がともされた幻想庭園の会場

 岡山市の後楽園と岡山城をライトアップする「夏の幻想庭園」と「夏の烏城灯源郷」は会期中盤を迎え、12日もお盆休みの家族連れらが、名園と漆黒の城を華やかに照らす光の世界を堪能した。31日まで。

 後楽園では、芝生にまりを模した照明120基が置かれ、松林には折り鶴型のライトも並んだ。延養亭は桃の花などを表現するプロジェクションマッピングで彩られ、スマートフォンやカメラを手にした人が足を止めて写真に収めていた。

 日暮れとともに日中の暑さはやわらぎ、来場者はのんびりと散策を楽しんだ。家族で訪れた岡山市立西小学校4年男子(9)は「広い芝生にいろんな色のライトがあってきれい」と話していた。

 岡山城では、天守閣前の広場に並ぶ色とりどりの和傘130本をライトアップ。木々や石垣もカラフルな光に照らされた。

 午後6時~9時半(入園・入場は同9時まで)。幻想庭園は岡山県と後楽園魅力向上委が主催し、岡山市、山陽新聞社が共催。烏城灯源郷は岡山市、おかやま観光コンベンション協会、山陽新聞社でつくる実行委が主催。

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