マンガ絵ぶた 夏の夜に輝く 高梁、4年ぶり練り歩き復活

巨大立体像が4年ぶりに練り歩いた「マンガ絵ぶたまつり」

 アニメや漫画のキャラクターを題材にした巨大立体像が夏の夜に輝く「マンガ絵ぶたまつり」が12日、高梁市川上町地頭のマンガ絵ぶた公園一帯で開かれた。新型コロナウイルス禍で中止していた絵ぶたの練り歩きが4年ぶりに復活。愛嬌(あいきょう)あふれるキャラの行進を家族連れらが楽しんだ。

 絵ぶたは青森県の「ねぶた」を模した像で高さ2~3メートル。骨組みに和紙を貼り、表面に描いた絵を内側からライトで照らす。今年は鉄道アニメ「チャギントン」、バスケットボール漫画「スラムダンク」など7基がお目見えした。

 午後7時半ごろ、台車に載せた絵ぶたを制作団体のメンバーが引いて登場。法被姿の踊り手が「ラッセーラー」と声を張り上げて盛り上げ、来場者が大きな拍手を送った。

 岡山市立伊島小5年男子(10)は「キャラの細部までよくできていて格好いい。大きくて迫力もある」と話した。

 まつりは、旧川上町時代の1995年から続く夏の風物詩。コロナの影響で2020、21年と中止し、22年は展示のみ行った。

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