12日、オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)の準々決勝の全日程が終了。ベスト4が出揃った。
史上初の32カ国が出場し、女子としては初の南半球での開催となったW杯。ドイツやブラジルなど強豪国のグループステージ敗退など波乱もあった中、ラウンド16でも予想外の出来事が起きていた。
12年ぶりの優勝を目指すなでしこジャパンは、スウェーデン女子代表と対戦。東京オリンピックの準々決勝でも対戦していた両チームだが、スウェーデンが力の差を見せつけ前半から押し気味に戦う。
ここまでの戦いを見せられず、アグレッシブさに少し欠けた日本は1-2で敗戦。12年ぶりの優勝を逃し、ベスト8での敗退となった。
また、日本と同じグループだった優勝候補の一角であるスペイン女子代表は、前回大会ファイナリストのオランダ女子代表と対戦し2-1で勝利。初のベスト4進出を決めた。
開催国のオーストラリア女子代表は、こちらも優勝候補のフランス女子代表と対戦。こう着した試合になると、ゴールが生まれず120分間が終了。PK戦の末にオーストラリアが勝利し、初のベスト4進出となった。
また、こちらも優勝候補の一角であるヨーロッパ王者のイングランド女子代表は、コロンビア女子代表と対戦し、2-1で勝利。ベスト4に進出した。
ベスト4のチームはいずれも優勝経験がなく、どこが勝っても初優勝に。ヨーロッパ勢が3カ国残るという状況となった。
【準決勝】
▼8月15日(火)
《17:00》
スペイン女子代表 vs スウェーデン女子代表
▼8月16日(水)
《19:00》
オーストラリア女子代表 vs イングランド女子代表
