「立てないといっている」富士山初登山のベトナム国籍の男性を新7合目付近で救助 スニーカーなど軽装で“弾丸登山”か=静岡県警

8月12日正午頃、富士山新7合目付近で座り込んでいる外国籍の20歳男性を見かけた登山者から「日本語は話せないが、立てないといっているようだ」と110番通報がありました。男性は静岡県警の山岳遭難救助隊などによって救助され、けがはないということです。

救助されたのは、静岡県富士市在住のベトナム国籍の技能実習生の男性(20)で、富士登山は今回が初めてでした。警察によりますと、男性は11日夜7時ごろ、3人で5合目から登山を始め、9合目付近まで登ったものの、疲労で引き返し、下山途中の新7合目付近で力尽きて、座り込んでいたということです。

男性は、長袖シャツやスニーカーなど軽装で、食料なども持っていなかったということで、山小屋に宿泊せず山頂を目指す「弾丸登山」だったとみられます。

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