「怖いニュースがあると楽しめない…」夏祭り会場に車突っ込み3人けが 警備強化で開催…「悩みごとあった」新たな供述も

8月11日夕方、静岡市の夏祭りの会場に車が突っ込み男女3人をはねて、けがをさせた事件を受け、12日警備態勢が強化される中で、祭りが行われています。逮捕された26歳の男は警察の調べに対し「悩みごとがあった」などと供述していることが分かりました。

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11日夕方、静岡市葵区七間町で開かれていた「夜店市」の会場に車が突っ込み40代女性が救急搬送されるなど3人がけがをした事件。警察は静岡市駿河区丸子の会社員の26歳の男を殺人未遂の疑いで現行犯逮捕しました。

男が運転する車を見ていた女性は。

<女性>
「何事もなく突っ込んできた。そのまますっと入って、人に当たって停まって。(運転手は)そんなに動揺はしていなくて、放心状態に見えた」

捜査関係者によりますと、男は警察の調べに対し容疑を認め、「悩みごとがあった」と供述していることも新たに分かりました。警察は12日午前、男の自宅をはじめ複数の関係先に家宅捜索を行い、犯行の動機につながるものがないかなど調べを進めています。

男の父親はSBSの取材に対し、「息子は3、4か月前から自宅を出て知人と暮らしている。1か月ほど前に連絡をとったが、悩みを抱えている様子はなかった」と話しています。

<小林哲郎記者>
「事件があった夜店市の会場です。男が入ったとされる交差点には警察官が立ち警戒を強めています」

11日の事件を受けて、警察は12人態勢で警戒にあたり、祭り会場を巡回しました。夜店市は12日も予定通り開催されましたが、来場者は祭り会場で起きた事件に不安を感じている様子でした。

<来場者>
「楽しみなところに、そういう悲しい、怖いニュースがあると楽しめない」

<静岡市中央商店街連合会 藤林正勝事務局長>
「(対策として)ポールやコーンを立てて見やすい状態にして、車をブロックの代わりに置いて物理的に入れないという状況にしている」

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