橋本環奈、新ドラマで主演「お金に細かい主人公に似ている」

女優・橋本環奈が10月スタートの新ドラマ『トクメイ!警視庁特別会計係』(カンテレ)の主演に決定。経費削減の特別命令を背負って本庁から派遣される特別会計係の女性警察官を演じる。

女性警察官・一円(はじめ・まどか)を演じる女優・橋本環奈 (C)カンテレ

同ドラマは、緊縮財政を強いられた警察組織が、警視庁のお荷物所轄と呼ばれる万町署で経費削減テストを実施するため、橋本演じる特別会計係の女性警察官・一円(はじめ・まどか)を派遣。口うるさく「経費削減!」を唱えるため、現場の刑事たちからは煙たがられるも、事件を「お金」という角度で捉えて、刑事たちが気づかない違和感や手がかりから事件を解決に導いていく。

橋本は、「刑事ドラマということでシリアスにやらなければいけないと思ったんですが・・・ちょっとふたを開けてみたらコメディ的な要素もあって撮影が今からとても楽しみです」とコメント。そして「事件を解決していく王道の刑事ドラマでもありますが、その一方で、警察にも必ずいる「お金を管理する人たち」にフォーカスしたドラマというのは新鮮だと思います」と語る。

主人公・一円が警察官になった理由は、もちろん憧れの刑事になりたかったからだが、生まれながらに極度に運が悪く、周りをトラブルに巻き込む凶運のせいで「疫病神」と呼ばれ、刑事課への配属は叶わず内勤となった。しかし、ささいな数字のズレを一度見つけると気になって仕方なくなる几帳面な性格で、数字に関してめっぽう強いキャラクターだ。

「私自身、結構細かいことを気にするタイプで、お金に細かい主人公の円のキャラクターに似ている部分を感じるので、すぐに入り込めそうな気がしています。お金に細かいのはいいことだと思いますし、『1円を笑う者は1円に泣く』という言葉があるように1円を大切にする円の細かさをしっかり演じられたらなと思います」と橋本。

さらに、「お金という角度で事件の解決に向けていく手段がちょっとほかの警察ドラマとは異なり、それをいい意味で刑事課のみなさんとはちょっと違った空気感を出してゆきたいと思います。そんな円に対して、刑事課のみなさんはせっかく積み上げた節約を一気に無に帰す大胆な出費もしてしまうという面白さもありますが、まずは細かくチェックしながら交流していくシーンは今から楽しみです」(橋本)とも。

放送は、2023年10月スタート(毎週月曜・夜10時、カンテレ・フジテレビ系全国ネット)。脚本は、荒木哉仁、皐月彩。音楽は、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』(2013年)、カンテレ『エルピス−希望、あるいは災いー』(2022年)などで知られる大友良英が担当する。

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