海上彩る大輪鮮やか 宮古夏まつりの花火大会

出崎埠頭沖から打ち上げられた海上花火

 第55回宮古夏まつり(宮古夏祭協賛会主催)の海上花火大会は11日、宮古市臨港通の出崎埠頭(ふとう)沖で開かれ、打ち上げられた1400発が夜空を彩った。

 浴衣姿で訪れたり、かき氷を手に歩いたり、夏を満喫する来場者でにぎわった。海上に大輪が開くと「わーすごい」「きれいだ」と会場のあちこちで歓声が上がった。全ての打ち上げが終わると、惜しみない拍手が送られた。

 花火に合わせて臨時運航した遊覧船「宮古うみねこ丸」も人気を博した。同市西ケ丘の富谷猛さん(67)は「間近で見られて大迫力だった。家族の思い出ができた」と船上から楽しみ、横浜市から遊びに来た孫の美月さん(末吉小2年)は「色とりどりの花火がきれいだった」と笑みを広げた。

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