地元への想いを今年もカタチに 福島ユナイテッドが「お米と果物」を描く限定“SDGs”ユニを発表!

福島ユナイテッドFCとキットサプライヤーのhummelは6日、2023シーズンの限定モデル「SDGsユニフォーム」を発表した。

サードユニフォームに位置付けられるこの限定モデルは、9月から11月にかけて行われる明治安田生命J3リーグで着用予定となっている。

Fukushima United FC 2023 Third FP

福島ユナイテッド 2023 hummel 限定サード SDGsユニフォーム FP

2023限定サードユニフォームの前面には、残雪が雪うさぎにも見えると親しまれる吾妻山と、その麓(ふもと)に広がる大地で育まれたお米をデザイン。

背面には「福島ユナイテッドFC農業部」で生育している桃、ぶどう、リンゴをあしらい“豊かな実り”を描く。

脇部の切り替え部分にはSDGsの17つの目標のシンボルカラーを採用。福島のきれいな空に虹がかかり、福島の人々が笑顔で見上げる姿をイメージしている。

福島ユナイテッドはなぜ、毎年のように農作物に関係するユニフォームを作り続けるのか。そこには一貫した揺るぎない地元福島への“想い”がある。

Fukushima United FC 2023 Third GK

福島ユナイテッド 2023 hummel 限定サード SDGsユニフォーム GK

限定SDGsユニフォームにはGKモデルも登場。こちらはチームカラーのレッドを基調とし、デザインはFP用と同じく「残雪が雪うさぎに見える吾妻山」と、その大地で育まれたお米をデザインする。

2011年の東日本大震災以降、地元の福島県は原発事故の影響による風評被害で大きなダメージを受けてきた。その課題に向き合い、福島ユナイテッドは2014年から「福島ユナイテッドFC農業部」を立ち上げ、農業部を通じた社会貢献活動を実施している。

また、2017年から「桃ユニフォーム」、2020年からは「お米ユニフォーム」を製作し、福島県産農産物の安全性をアピールし続けている。

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このSDGsユニフォームは、9月9日の第26節 AC長野パルセイロ戦から11月26日の第37節 ギラヴァンツ北九州戦まで、ホームゲーム5試合・アウェイゲーム3試合の計8試合で着用予定。

一般向けにはクラブ公式オンラインショップにて、8月20日(日)20:00までの期間限定で予約販売を実施する。なお、ゴールキーパーユニフォームは販売されないとのこと。

着用予定試合の詳細や販売等については、福島ユナイテッドのクラブ公式ウェブサイトまで。

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