【フィリピン】ダブルドラゴン、複合倉庫を起工[建設]

フィリピンの不動産開発大手ダブルドラゴン・コーポレーションは11日、中部の西ネグロス州シライ市で産業倉庫を起工したと発表した。2024年に第1期、25年に第2期の完成を目指す。

産業向け不動産事業を手がける子会社セントラルハブ・インダストリアル・センターズが「セントラルハブ・ネグロス」の名称で建設する。敷地面積は10.06ヘクタールで、総賃貸面積(GLA)は約7万4,000平方メートル。市内の国際空港まで車で約5分、主要都市のバコロド市やブラドコ・バコロド港まで同25分の距離に立地する。

セントラルハブは先に、中部セブ州ダナオ市の産業倉庫を全面稼働している。総賃貸面積は4万4,601平方メートルで、リース契約による収益は159億8,000万ペソ(約409億5,300万円)を見込む。

同社の倉庫は現在6カ所が完成し、他にも各地で建設が進んでいる。入居企業の業種は、物流や日用消費財(FMGC)、貿易、配送など。大手では外食ジョリビー・フーズ(JFC)が食品配送センターを置いている。

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