「第102回全国高校サッカー選手権大会」応援リーダーに浅野拓磨

「第102回全国高校サッカー選手権大会」の大会の顔、「応援リーダー」は、ドイツ・ブンデスリーガ、ボーフム所属の浅野拓磨選手に決定しました。

浅野選手は三重・四日市中央工業高校で、3大会連続で全国大会に出場。2年生で出場した第90回大会では、初戦から決勝まで全試合得点を挙げ大会得点王に輝き、チームを準優勝に導きました。高校卒業後は、Jリーグ・サンフレッチェ広島に入団し、3年目の2015年にはリーグ戦8得点の活躍で年間王者に貢献すると、翌2016年に活躍の舞台をヨーロッパへと移しました。ドイツやセルビアでプレーし、現在は、ドイツ1部・ブンデスリーガのボーフムで活躍しています。
日本代表としては、ロシアW杯アジア最終予選のオーストラリア戦で決勝ゴールを挙げて日本をW杯出場に導くと、去年のカタールW杯では、グループリーグ初戦、格上のドイツから決勝ゴールを奪い、大金星の立役者として日本中に感動と興奮をもたらしました。
今大会は、人々の記憶に残る鮮烈なゴールで、大舞台で数々の結果を残してきた浅野拓磨選手に、大会の顔であり、高校生たちの目標となる「応援リーダー」を務めて頂きます。

■浅野拓磨選手(ドイツ・ボーフム)
1994年11月10日生まれ(28歳) 三重・四日市中央工高出身
第89・90・91回大会出場 第90回大会 準優勝・得点王・優秀選手 第91回大会 優秀選手

【経歴】
四日市中央工(三重)~広島~アーセナル(イングランド)
~シュツットガルト(ドイツ)~ハノーファー(ドイツ)
~パルチザン(セルビア)~ボーフム(ドイツ)

●日本代表 国際Aマッチ44試合8得点
22年FIFAワールドカップ日本代表 4試合1得点
11月23日 ドイツ戦 途中出場で決勝ゴール
●16年リオデジャネイロ五輪日本代表 3試合2得点

【浅野拓磨選手から 応援リーダー就任にあたって】

Q.応援リーダー就任依頼の話を聞いて
高校サッカーの卒業生として応援リーダーになることも一つの目標にしてきたので、日本代表でもっと頑張らないといけないと常に思ってきました。応援リーダーのお話をいただけたことはすごく光栄に感じています。高校サッカー選手権を目標にして戦う高校生の皆さんに少しでもいい目標になれたらなとは思うので、僕自身もここからまだまだ頑張っていかないといけないなと改めて気が引き締まります。

Q.四日市中央工業高校に進んだ時の心境、高校3年間を振り返って
目の前のことに対して常に100%で、全力で取り組むっていうことは高校3年間出来ていたと、今振り返っても胸を張って言えるので、その高校3年間があったからこそ、今の自分がある、今につながっていると思います。今に対して常に全力で力を抜くことができない人間になれた、高校3年間の自分に感謝しています。僕の中では四日市中央工業高校に覚悟を決めて進学したので、もうその瞬間から手を抜くことが許されなくなったというか、自分の中で常に100%全力で取り組むことが当たり前になった瞬間なのかなと思います。

Q.浅野選手にとって全国高校サッカー選手権とは
高校生の頃に感じていたのは、ワールドカップのようなそれぐらい大きな大会だと思って高校サッカーに取り組んでいましたし、そこに人生を懸ける、自分の全てを懸けるべき場所だと思ってやっていました。高校2年生の時、国立競技場の舞台に立ちましたが、その当時、僕にとっては何にも替えられない特別な場所でしたし、「ついにここまで来たか」という達成感みたいなものは感じていました。

Q.高校生に向けてのメッセージ
間違いなく今の自分の原点にあるのが高校サッカーだと思っていて、高校3年間で学べること、成長できることが無限にあったと思っています。この3年間全力でやるかやらないかで、今後の人生がどうなるか間違いなく大きく左右されると思います。ただただその夢や目標を持つだけではなくて、その夢や目標を叶えるために何が必要なのかを逆算して、未来の自分のために「今を全力で」100%で取り組んで生きていってほしいなと思います。

第102回全国高校サッカー選手権大会は、12月28日(木)に開幕し、2024年1月8日(月・成人の日)に決勝戦が行われる予定。

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