近年のキャンプブームも追い風となり、アウトドア関連の書籍が多数展開されています。今回は専業キャンプライターの筆者が実際に読んだうえでオススメしたい、キャンプ本・ムックを9つご紹介します。キャンプのイロハが分かる入門書から、キャンプ場ガイド、キャンプギア紹介書籍まで、ぜひチェックしてみてくださいね。
オススメ本【キャンプ全般】初心者向け雑誌や芸人ヒロシさんの本など
まずキャンプ初心者の方にオススメな、キャンプのイロハが分かる本・ムックをご紹介します。
1. 「はじめてのキャンプ for Beginners 2023-24」：はじめての一冊ならコレ！広告は一切ナシ
キャンプを始めるなら、最初に1冊としてオススメなのが晋遊舎（しんゆうしゃ）のムック、「はじめてのキャンプ for Beginners 2023-24」です。
晋遊舎は専門家とともに商品を比較検証し、良いものをオススメする雑誌を多数展開しています。
食器洗剤から文房具までテストする女性誌「LDK」や家電購入ガイド「家電批評」など、ユーザー目線を大切にした読み応えのある雑誌ばかり。
「はじめてのキャンプ for Beginners」はキャンプの入門書として最適な一冊。
なんと「広告一切なし」でオリジナルの情報が詰め込まれており、読みごたえ抜群です。
毎年発行されており、2023～24年版は今年の4月に発行されたばかりなので、最新情報も網羅しており、毎年購入しても楽しめます。
さらに「for Beginners」シリーズでは、キャンプをさらに楽しみたい方にオススメな、ソロキャンプや釣りに特化したムックも展開されています。
2. 「キャンプ雑学大全」：ベテランキャンパーの知恵が満載！
アウトドアのバイブルとして、ぜひ一冊持っておきたいのが「キャンプ雑学大全」。
アウトドア誌「fam」の人気連載企画「達人が教えるキャンプの基礎知識100」がベースになっています。
著者はアウトドア業界のベテランコーディネーター「牛田浩一」さん。ベテランキャンパーによるアウトドアの知恵が詰まった贅沢な一冊です。
読み物としても読みやすいシンプルなデザインなので、気軽に手に取ることができます。
巻末には「小川張り」や「ロストル」など、キャンプ業界人やツウな人たちが使っている粋な言葉（=キャンプの通言）が100語紹介されています。
これさえ読めば、キャンプ通の気分が味わえます！
3. 「新しいキャンプの教科書」：キャンプの醍醐味が味わえる！
「新しいキャンプの教科書」は、初心者向けのキャンプ入門に最適な一冊。
アウトドアの基礎知識をおさえながら、自然の中で快適に過ごすアイディアが詰まっています。
焚き火や飯盒炊さんなど、野外ならではの醍醐味を楽しみたい方や、家族にカッコイイところを見せたいパパさんには特にオススメです。
4. 「大人のソロキャンプ入門（ヒロシ）」：初心者からベテランまで笑って楽しめる！
超有名ソロキャンパーで、youtubeチャンネル「ヒロシちゃんねる」の登録者が100万人以上にものぼる「ヒロシ」さんによる、ソロキャンプ解説本です。
「ソロキャンプ」とはありますが、初心者のファミリーキャンパーから、ベテランのソロキャンパーまで楽しめる内容となっています。
さすが芸人のヒロシさん、文章でも語りがとても面白く、読み物としても最高です。
以前は主にグループキャンプをしていたヒロシさんが、ソロキャンプをするようになった理由が説明されているくだりは、思わず笑ってしまいました。
キャンプを愛する方ならきっと、「分かる分かる！」と共感してしまう箇所がたくさんあると思います。
オススメ本【キャンプ場ガイド】お得なクーポン付き雑誌やライダー向けマップ本も
キャンプを始めるなら、キャンプ場を紹介している雑誌や本が役に立ちます。
各社から多数のガイドブックが展開されており、それぞれユニークな特徴があります。
なかでも特に筆者がオススメしたいキャンプ場ガイドブックをご紹介します。
5. 「オートキャンプ場ガイド（ガルヴィ特別編集）」：便利情報満載！お得なクーポンも
筆者が毎年リピート購入しているのが、アウトドア総合情報誌「GARVY（ガルヴィ）」の特別編集によるオートキャンプ場ガイド。
場内設備や周辺環境のほか、近隣の温泉やスーパーまで情報が掲載されており、1冊あるととても便利です。
毎年、新しいキャンプ場が追加されるなど情報が更新されており、見逃せません。
さらにキャンプ場利用料金が10%OFFになるクーポンが付いており、お得にキャンプを楽しめます。（一部10%OFF以外のサービスとなるキャンプ場あり）
毎年変わる表紙のイラストも魅力的で、ついバックナンバーと見比べてしまいます。
今年のイラストはロッジガイドにオシャレなグリル、充実のテーブルセットなどにラグジュアリーな雰囲気が感じられます。
6. 「ほんとうに気持ちいいキャンプ場100」：思わずキャンプに行きたくなる！厳選キャンプ場ガイド
「ほんとうに気持ちいいいキャンプ場100」は、人気アウトドアライフ誌「BE-PAL」のスタッフの取材や、読者の口コミなどから選ばれた「ほんとうに気持ちいい」キャンプ場が紹介されている隔年刊行のガイドブック。
「ビギナーにやさしいキャンプ場」や「温泉&サウナが楽しめるキャンプ場」など、さまざまなテーマで紹介されています。
綿密な取材で厳選に選ばれた個性的なキャンプ場ばかりで、初心者からベテランまで楽しめる内容となっています。
思わず行きたくなる素敵なキャンプ場ばかりで、キレイでさわやかな写真の数々に思わず見とれてしまいます。
もしご家族がキャンプに乗り気でなくて困っている、という方がいらっしゃったら、ぜひこのガイドブックをお見せしてみてはいかがでしょうか。
7. 「ツーリングマップル」：穴場キャンプ場も網羅する道路地図！ライダー実走取材コメントも必見
筆者がボロボロになるまで愛用しているのが、旅の道路地図「ツーリングマップル」。
キャンプ場ガイドブックとしてはおそらくマイナーな存在だと思われますが、実はすごく使えるのです！
メインユーザーはオートバイのライダーですが、全ての旅人に使える内容となっています。
一般的なキャンプ場ガイドには掲載されていないような、超穴場のキャンプ場まで掲載されており、眺めているだけで新しい発見があります。
さらに、地図中にちりばめられたコメント情報は必見。各エリア専属の取材担当ライターや編集者などが、実際に走って確認した「生の情報」が満載なんです。
バイクの免許さえ所有していないファミリーキャンパーの筆者にとっても、すでに手放せない1冊。
キャンプ場に向かう車内では、助手席でツーリングマップルを確認しながら「この近くに古墳があるんだって！」など家族に解説しています。
公園やレストラン、温泉など立ち寄りスポットの情報が充実しており、キャンプの行き帰りの立ち寄りは、ツーリングマップルのコメントを参考にすることが多いです。
オススメ本【キャンプギア】本当に良いもの・おしゃれなアイテムが知りたい人必見！
最後にご紹介するのは、キャンプギアの本。キャンプに欠かせない、道具選びに役立つ2冊をご紹介します。
8. 「MONOQLO CAMP 2022」：徹底検証＆体験取材で読み応え抜群！
筆者イチオシのキャンプギア紹介誌は「MONOQLO CAMP 2022」。最初にご紹介した「晋遊舎」のムックです。
テストするモノ批評誌「MONOQLO」から生まれたアウトドア誌で、商品を徹底検証する「広告ナシ！」「忖度ナシ！」のユーザー目線での取材が何よりの魅力。
キャンプ初心者にも分かりやすく、良質なアイテムを多数紹介してくれており、ブランドの垣根を越えて「本当に良いキャンプギア」と出会えるはず。
今回の総力特集は「キャンプめし」を美味しく味わうための道具とワザ。キャンプで美味しい料理を楽しみたい方は特に必見です。
また「MONOQLO」のベストバイを集めた「MONOQLO the Best 2023～2024」にも、キャンプ＆アウトドア商品が紹介されています。
9. 「GO OUT CAMP GEAR BOOK」：オシャレキャンパー必見！
「GO OUT CAMP GEAR BOOK」は、アウトドアファッション雑誌「GO OUT」が手がけるキャンプギア紹介雑誌です。
実際にキャンパーがキャンプをしているサイトの様子が取材されているため、キャンプギアをサイトに配置した感じがイメージしやすいです。
さすがファッション雑誌編集だけあって、登場するキャンパーがスタイリッシュでとってもオシャレ。写真集のように眺めているだけでも楽しめます。
現在Vol.8まで展開されており、気に入ったらバックナンバーもおすすめです！
キャンプ本・アウトドア雑誌にはキャンプのお手本がたくさん！
近年のキャンプブームもあり、キャンプ関連の本やムック、雑誌が多数展開されています。
キャンプに関する本を読むことで、キャンプに必要な知識を効率よく得ることができます。分からないことが多く不安なキャンプ初心者の、心強い味方となってくれるでしょう。
またオフシーズンや雨の日など、なかなかキャンプに行けない日も、キャンプの本を読んでいるだけでキャンプ気分を味わうことができます。
ぜひキャンプ本をチェックして、さらにキャンプを楽しんでみてくださいね！
