猫の『食事中』に絶対してはいけない行為4つ!止めないとどうなってしまうの?

猫の「食事中」に絶対してはいけない行為

では、猫がご飯を食べているときに絶対してはいけない行為とはどのようなものが該当するのでしょうか。

1.大きな音や声を出す

猫は聴覚が優れているので、音にとても敏感です。突然の大きな音は、特に苦手です。そのため、食事中に大きな音がすると驚いたり怯えたりしてしまいます。

人がよく通る場所やテレビの近くなども大きな音がして、落ち着いて食事ができないと感じている場合もあります。

2.触る

猫がよく食べている姿を見ると、「ヨシヨシ♪」と撫でてあげたくなりますが、触られることで「食事を取られる」と猫が思ってしまう場合があります。このことで、不機嫌になったり、怒ってうなったりする猫もいるのです。

特におうちに迎え入れたばかりの猫や警戒心の強い性格の猫などは、安心して食べられる環境を作ることが大事です。ただし、中には飼い主さんに撫でられながら食べるのが好きな猫もいます。

3.見つめる

食事中なのにじっと誰かに見つめられたままだと、人間でも食べづらいですよね。猫も同様に、ずっと見られていると落ち着かないことがあります。

猫の食事の様子を見守りたい場合は、少し離れた場所からさりげなく見守るようにしましょう。

一方、猫によっては「食事をするところを見ていてほしい」「他の猫に邪魔されないように見張っていてほしい」という理由で飼い主さんを呼びに来る猫もいます。

4.撮影する

愛猫が食事している姿を動画や写真に収めたい気持ちも分かりますが、カメラのレンズが目のように見えて、怖がったり警戒したりする猫がいます。

また、そこまでカメラが苦手ではなくても、しつこくカメラを向けられるのを嫌がる猫もいます。

猫の「食事中」に絶対してはいけない行為を止めないと起きること

では、上記のような行為を止めなかった場合、猫はどうなってしまうのでしょうか。

警戒して食べなくなる

猫が落ち着いて食事ができない状態になると、警戒したり恐怖を感じたりして食事をするのを止めてしまいます。

飼い主さんが近くにいるときは、怖がって食事をしないようになってしまうかもしれません。

早食いをする

食事中の猫に近づいて触ろうとしたりすると、猫は自分の食事を取られると思って、早食いをするようになるおそれがあります。さらに、急いで勢いよく食べることで、すぐに吐き戻して栄養を十分に摂れなくなってしまいます。また、猫では稀ですが喉に詰まらせてしまう危険もあります。

早食いが、猫の肥満につながる可能性もあります。早食いは満腹感を感じにくく、おねだりが多くなることがあるのです。おねだりに応えてフードやおやつを与えていると当然太ってしまいます。太り過ぎは糖尿病や泌尿器疾患などさまざまな病気のきっかけとなります。

まとめ

今回は、猫の「食事中」に絶対してはいけない行為について解説いたしました。

中には食事中に飼い主さんに近くにいて欲しい猫もいますし、猫によって安心して食べられる環境はそれぞれではありますが、食事中の猫を驚かせるようなことをしたり、執拗に触ったり見つめたりして、猫が集中して食事ができないようにしたりするのは絶対に止めましょう。

そのまま続けてしまうと、飼い主さんを警戒して食べるのをやめてしまったり、早食いをするようになったりします。

きちんと食事できているか見守ってあげたい気持ちは分かりますが、それぞれの猫の性格に合わせて猫が落ち着いて食事ができるような環境を作ってあげましょう。

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