金正恩朝鮮労働党総書記が８月１１、１２の両日、戦術ミサイル生産工場をはじめ重要軍需工場を現地指導して軍需生産の実態を調べた。
「労働新聞」など朝鮮のマスコミが14日報じた。
以下は報道の要旨。
戦術ミサイル生産工場
金正恩総書記は、戦術ミサイル生産工場を現地指導してミサイル生産の実態と生産能力の補強および工場の近代化状況を具体的に調べた。
金正恩総書記は、工場が近年、戦術ミサイルの生産に力を入れるべきだという党中央軍事委員会の手配を体して、生産において提起される科学技術上の問題を完備し、生産工程のオートメ化と自立化を実現し、生産能力を絶えず拡張しながら設備の近代化も力強く推し進めて現行の軍需生産目標を計画通りに狂いなく実行していることについて満足の意を示した。
金正恩総書記は工場で、すでにロット生産されている戦術ミサイルを機動性あるものに生産、保障するとともに、新しく開発される戦術ミサイルの生産工程を迅速に確立するための対策を伴わせており、工場の改修・近代化を絶えず実現していることについても高く評価した。
金正恩総書記は、工場がすでに収めた成果に基づいて現存のミサイル生産能力をより飛躍的に向上させることで、拡大・強化された前線部隊とミサイル部隊の編制需要と作戦計画需要に即して大々的に生産し、装備させることに関する重大な目標を打ち出した。
金正恩総書記は、戦争準備の質的水準は軍需産業の発展にかかっていると述べ、同工場がわが軍隊の戦争準備を促す上で受け持っている責任が大変重い、工場では労働者の愛国的熱意を爆発させて戦争準備のための生産的高揚を起こさなければならないとアピールした。
戦術ミサイル発射台車生産工場
金正恩総書記は、戦術ミサイル発射台車生産工場を現地指導して、相異なる発射台車の開発および生産実態を具体的に調べた。
金正恩総書記は、党中央の軍事戦略的企図に従って戦場で有力に使うことになる主要火力兵器台車の迅速な開発・生産が持つ意義を強調し、部隊の装備需要と利用方案が確定したことに即して質的水準が優れた朝鮮式の発射台車生産戦闘に総突入することで、第８回党大会が示した計画された生産目標を無条件に遂行すべきであると述べた。
金正恩総書記は、台車の生産で多用途化を実現するのが国防科学の発展推移から見ても、作戦環境での効率的側面から見ても優先的な問題に提起されると述べ、台車の設計を絶えず更新し、生産工程の近代化に力を入れて軍隊の戦争準備の完成に実際に寄与できる近代的で性能の高い発射台車をより多く生産し、装備させるべきであると強調した。
戦闘装甲車生産工場
金正恩総書記は、戦闘装甲車生産工場を現地指導して、第８回党大会が示した多用途戦闘装甲車の開発実態を調べた。
金正恩総書記は、工場で第２次装甲武力革命を起こすべきだという党中央の遠大な構想と戦略的企図に即して、装甲車の生産能力を拡大し、近代化する活動で収めた成果を高く評価した。
金正恩総書記は、新しく開発した多用途戦闘装甲車を直接運転してみて戦闘的性能と機動性を調べ、朝鮮式の多用途戦闘装甲車の開発において到達すべき戦術・技術的諸元と工場に提起される戦闘的課題を提示した。
ロケット砲弾生産工場
金正恩総書記は、大口径操縦ロケット砲弾生産工場を現地指導して、党中央が示した重要目標の遂行状況と生産工程の近代化およびロケット砲弾の生産正常化の実態を調べた。
金正恩総書記は、わが国防科学研究部門がロケット砲弾の弾道精密操縦化の実現を最も重大な事業として力強く闘った結果、大成功したと述べ、１２２ミリと２４０ミリロケット砲弾の操縦化を実現したのは現代戦の準備で重大な変化となり、最大の撃破効率を裏付けられるようになるのでロケット砲利用分野における一大革命である、新たな技術がわが軍隊に導入された時点で今や、砲弾の生産に総決起してわが砲兵武力の戦闘性を一段階もっと引き上げなければならないと述べた。
金正恩総書記は、工場がわが軍隊の砲兵武力の強化で占める位置と重要性を深く自覚して科学者、技術者、従業員の精神力を発揮させ、技術革命、増産革命を起こすことで、生産工程の近代化で大きな前進を遂げて生産正常化を力強く促していることについても評価した。
金正恩総書記は、前線部隊の砲兵武力の強化で操縦ロケット砲弾の生産を幾何級数的に増やすのが非常に切実な問題として提起されると述べ、増加した軍の作戦需要に即して砲弾の生産で成長を遂げて、より多くの砲弾を前線部隊に縦長に配備すべきであると述べた。
金正恩総書記は、わが軍隊は任意の時刻にいかなる戦争にも対処できる圧倒的な軍事力と確固たる準備態勢を徹底的に整えることで、敵があえて武力を使用する考えもできないようにし、もしかかってくるなら必ず壊滅させなければならないと述べた。
金正恩総書記は、わが軍隊の戦争準備をより徹底的に整えるべきだという党中央軍事委員会第８期第７回拡大会議の思想を貫徹する上で軍需工場が受け持っている任務が大変重要であると再び強調した。（了）
