学びやの思い出忘れない 年度末閉校の胆沢愛宕小で交流行事

世代を超えて運動会の競技を楽しむ住民

 本年度末で閉校する奥州市の胆沢愛宕(あたご)小(五安城(いなぎ)宏彦校長、児童34人)で11日、校舎見学会と運動会が開かれた。卒業生や地域住民らは思い出に浸りながら、交流を楽しんだ。

 各教室や音楽室、体育館などを公開し、卒業式の写真や表彰状なども展示。2004年に卒業し、同級生と訪れた同市水沢佐倉河のカフェ店員渡辺俊幸さん(32)は「当時を鮮明に思い出し、あの頃と変わっていないと感じた。閉校は寂しいが、心には残り続ける」と懐かしんだ。

 運動会には約400人が参加。7行政区と教職員の8チームが、馬を模したみこしのようなものを2人一組で担いで走る愛宕ダービーやボール送り、借り物競走など全7種目で競った。

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