小中高連携の学び広がる 岩手県内、意欲向上など期待

不来方高外国語学系3年生に英語表現を教わる矢巾北中の生徒

 小中高が連携して学びを深める動きが、岩手県内で広がっている。矢巾町では不来方高外国語学系の生徒が小中学校へ出向き、英語の授業をサポート。住田町の小中高生は共通の学科で地元の現状や課題を学ぶ。学力アップや進学時のつまずき防止に校種間の交流は重要。地域の特色を生かした活動を通じ、子どもたちの意欲向上や人づくりにも成果が期待される。

 「What sport do you like?(好きなスポーツは何ですか)」「Do you like soccer?(サッカーは好きですか)」

 矢巾北中で7月に行われた1年生の英語の授業。中学生は不来方高3年生に次々と質問し、教わった表現を参考にして、自己紹介文作りに励んだ。

© 株式会社岩手日報社