ゴスペラーズも注目…アカペラグループ「Nagie Lane」リーダーは福井県出身 barattiさん、ハモり出合いは高校時代

福井県越前市出身のバラッチさん(左)がリーダーを務めるアカペラグループ「ナギーレーン」ⓒフォーライフミュージックエンタテイメント

 「Nagie Lane(ナギーレーン)」はシティーポップとダンスミュージックをアカペラの手法で作り上げていく男女混合のアカペラグループ。リーダーを務めているのが福井県越前市出身のbaratti(バラッチ)さん。デビュー5周年を迎え、バラッチさんは「新しいメンバーを迎えるので、グループとしての完成度やパフォーマンスのクオリティーをもっと上げていきたい」と気持ちを新たにしている。

 2018年結成。21年にメジャーデビューした。美しいハーモニーと、卓越したボイスパーカッション、ベースボーカルが魅力で、人気アカペラグループ「ゴスペラーズ」が若手の注目株として推していることでも知られる。

 バラッチさんは、バイオリンを演奏する父の影響で5歳からピアノを始めた。武生高校時代にアカペラと出合い「ハモりに撤するコーラスパートがすごく面白く感じた」。筑波大学を卒業後、米バークリー音楽大学で作編曲などを学んだ。帰国後、ナギーレーン結成メンバーとなり、作曲やアレンジ、ボイスパーカッションを担当している。

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 アカペラの魅力について「人間の声だけで歌や音楽を作り出せる。どんな楽器よりもハーモニーの調和が一番実感できる形態だと思う」と話す。6月にメンバー2人が活動を終了し、現在は4人。近く新メンバーが加わる。

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 今年4月に福井市で初めて開かれたアカペライベント「福井アカペラシティ2023」にナギーレーンはゲスト出演した。バラッチさんは「音楽で福井と関われていなかったので感慨深かった」と振り返る。現在、洗足学園音楽大学(神奈川県)でコーラスの講師を務めていることから「(福井の子どもや若者らに)音楽の楽しさを教えたり、一緒に音楽を作る機会が持てたら」と話した。

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