橋本環奈が「トクメイ! 警視庁特別会計係」で周囲を巻き込む“凶運”を持った警察官役に

橋本環奈が、フジテレビ系で10月にスタートする連続ドラマ「トクメイ! 警視庁特別会計係」(月曜午後10:00=関西テレビ制作)で主演を務めることが決定した。同系連ドラで初主演を務める橋本は、数字に細かい特別会計係の女性警察官を演じる。

緊縮財政の一環として所轄署の経費削減の特別命令=“トクメイ”を背負って、本庁からら専任担当者として派遣された特別会計係の女性警察官・一円(はじめまどか/橋本)が派遣されるのは、警視庁のお荷物所轄と呼ばれ、捜査費などにメスを入れる“経費削減”テストを行うことになった万町署。無駄な器物破損や、いかがわしい情報屋との交流、使途不明な経費などがまかり通ってきた所轄署の一癖も二癖もある個性豊かな刑事たちと、時にぶつかり合い時に協力して、次々と起こる事件を解決へと導いていく。

ささいな数字のズレも見逃さず、一度ズレを見つけると気になって仕方なくなるきちょうめんな性格の円は、数字に関してめっぽう強く、刑事の捜査費を監督し経費削減案を提案することで、現場の刑事たちを振り回してしまう。刑事ドラマ好きの祖母に育てられた影響で刑事に憧れを抱いており、刑事たちの仕事や考え方に興味を持っているが、口うるさく「経費削減!」を唱えるため、現場の刑事たちからは煙たがられている。

憧れの刑事になったが、刑事課への配属がかなわず内勤となった円は、生まれながらにして極度に運が悪く、周りをトラブルに巻き込む“凶運”のせいで「疫病神」と呼ばれている。そんな彼女が、巻き起こる事件を「お金」という角度で捉えて、現場の刑事たちが気付かない違和感や手がかりをつかみ、独特な方法で事件解決していく。

刑事ドラマということで、橋本はシリアスにやらなければいけないと思ったそうだが、「ふたを開けてみたらコメディー的な要素もあって撮影が今からとても楽しみです」と期待を寄せ、「事件を解決していく王道の刑事ドラマでもありますが、その一方で『お金を管理する人たち』にフォーカスしたドラマというのは新鮮だと思います。そんなドラマは今までなかったと思うので楽しみです」と明かした。

橋本自身も円同様、細かいことが気になる性格で「お金に細かい主人公のキャラクターに似ている部分を感じるので、すぐに入り込めそうな気がしています。お金に細かいのはいいことだと思いますし、“一円を笑う者は一円に泣く”という言葉があるように一円を大切にする円の細かさをしっかり演じられたらなと思います」と意気込んでいる。

楽しみにしているシーンを聞かれると「お金という角度で事件の解決に向けていく手段がほかの警察ドラマとは異なるので、それをいい意味で刑事課の皆さんとはちょっと違った空気感を出していきたいと思います。そんな円に対して、刑事課の皆さんはせっかく積み上げた節約を一気に無に帰す大胆な出費もしてしまうという面白さもありますが、まずは細かくチェックしながら交流していくシーンは今から楽しみです」と語った。

最後に、「事件解決の爽快感や、クスッと笑えるところもあれば本格的なクライムサスペンスの要素もあり、さらに犯罪に伴う人の情という感動的な内容も盛り込まれたエンターテインメント作品となっております。家族で見ていただいて、学校や仕事場で黒幕は誰かと話したり、また明日から仕事や学校を頑張ろうという気持ちに皆さんになっていただけるドラマにできればと思います!」と述べた。

ドラマを担当する近藤匡プロデューサーは、本作を“警察“の”お金”にスポットライトを当てた異色の警察ドラマと位置づけ、「お金に対してルーズで問題だらけの所轄署に派遣されてきた円は、事件解決よりもお金と理論をこよなく愛し、『一円のズレも許しません』と現場の刑事たちの捜査費(経費)を厳しく取り締まる。世の中にはあまり知られていない、警察のお金の使い方をユーモアたっぷりに描きます」と説明。

加えて、視聴者に向けて「『あー、お仕事ドラマか…』と思ったあなた。安心してください! 警察ドラマ・刑事ドラマが大好きな皆さまを満足させられるほどに、事件は謎めいて、トリックは緻密で、解決は爽快です! お金と数字にめっぽう強い円の、これまでにない事件解決の手法にハラハラドキドキしてください!」と呼び掛け、「彼女の圧倒的なかわいらしさとチャーミングさを存分に盛り込んだ、全く新しい警察ドラマをぜひお楽しみください!」とアピールしている。

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