赤ちゃんの頭を地面に打ち付け殺害 36歳の母親の身柄が宇都宮地方検察庁へ送検

 7月に小山市の空き地でビニール袋に入った生後間もない赤ちゃんの遺体が見つかった事件で、殺人の疑いで再逮捕された36歳の母親の身柄が14日、宇都宮地方検察庁に送られました。

 殺人の疑いで宇都宮地方検察庁に送られたのは、小山市城東2丁目の派遣社員の女(36)です。

 容疑者は7月17日の午前0時ごろから午前2時前までの間に、自宅アパートの駐車場で男の赤ちゃんを産んだあと、赤ちゃんの頭を両手で持って地面に複数回打ち付けて殺害した疑いが持たれています。

 赤ちゃんの死因は、頭部に大きな力が加わったことで起きる「頭蓋内損傷」でした。

 調べに対し容疑者は「赤ちゃんを殺したことは間違いありません」と容疑を認めているということです。

 この事件を巡っては7月19日にアパートの近くの空き地で赤ちゃんの遺体が発見され、その後、容疑者が死体遺棄の疑いで逮捕・送検されましたが、宇都宮地方検察庁は13日死体遺棄の疑いについて処分保留としました。

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