台風7号、15日に紀伊半島上陸 お盆直撃、新幹線は計画運休

台風7号の接近に伴い、JR東京駅に出された東海道新幹線の運転計画などを知らせる電光掲示=14日午前

 強い台風7号は15日に紀伊半島付近に上陸する見通しで、16日にかけて本州を縦断し、線状降水帯が発生するなど大雨や暴風となる恐れがある。気象庁は災害への厳重な警戒を呼びかけた。東海道・山陽新幹線は名古屋―岡山で計画運休し、その他の区間も本数を減らす。空の便は日航と全日空が大阪発着便を中心に多数が欠航、高速道路も一部区間で通行止めの可能性があるなど、お盆のUターンに大きな影響が出た。

 東海道新幹線は名古屋―新大阪、山陽新幹線は新大阪―岡山で15日の始発から最終列車まで運転を取りやめる。JR東海によると、東海道新幹線は東京―名古屋で大幅に本数を減らした上で、グリーン車を除いた普通車は全車自由席で運転する。JR西日本によると、山陽新幹線も岡山―博多で本数を減らし、九州新幹線に直通するみずほとさくらは大部分が広島発着となる。

 全日空と日航によると、15日は西日本を発着する便を中心に計500便以上が欠航、計約4万9千人に影響する。特に大阪(伊丹)空港を発着する便では、両社とも全便で欠航を決めた。

© 一般社団法人共同通信社