秋本議員側に国取引業者が献金 衆院選中、公選法抵触恐れ

秋本真利衆院議員

 洋上風力発電事業を手がける日本風力開発社長から多額の資金を受け取ったとして、収賄容疑で東京地検の捜査を受けている秋本真利衆院議員(48)=自民党を離党=が代表を務めていた自民党支部が、2021年の衆院選期間中、多数の省庁と取引のあった千葉県柏市の再生エネルギー関連会社から10万円の献金を受けていたことが14日、同支部の政治資金収支報告書で分かった。

 公選法は国と契約を結ぶ当事者が国会議員に対し、国政選挙に関連して献金することを禁じており、同法に抵触する恐れがある。受領した秋本議員側には「政治とカネ」に対する姿勢が改めて問われそうだ。

© 一般社団法人共同通信社