【速報】3カ月連続で内閣支持・不支持の差が広がる　議員の海外視察については否定派が圧倒的多数　2023年8月選挙ドットコムリサーチ

選挙ドットコムはJX通信社と共同で、8月12日（土）、13日（日）に日本国内の18歳以上の方を対象としたハイブリッド調査（電話調査とインターネット調査を同じ設問で同時に行う方式）による全国意識調査を実施しました。

2023年8月12日・13日調査の政党支持率

「あなたは普段、どの政党を支持していますか？」と聞いた結果が上の図です。

数字に大きな変動はありませんが、自民、公明、維新、政女の4党が電話とネットの両方で支持を下げた一方で、国民民主党とれいわ新選組は両調査で支持を伸ばしました。

先月の電話調査では、初めて維新が立憲民主党を上回りましたが、今回は再度逆転しました。

政党支持率の推移　電話

政党支持率の推移　ネット

次期衆院選の比例投票先について

「あなたは、次に行われる衆院選の比例代表では、どの政党に投票したいと思いますか」と聞いた結果が上の図です。

2023年8月調査の内閣支持率

「あなたは、岸田内閣を支持しますか」と聞いた結果が上の図です。

電話、ネットともに支持と不支持の差が3カ月連続で広がる結果が出ました。

内閣支持率の推移　電話

内閣支持率の推移　ネット

マイナンバーカードと保険証の一体化について

「あなたは、来年秋に予定されている保険証の廃止とマイナンバーカードへの一体化について、どのように考えますか？」と聞いた結果が上の図です。

電話調査では「廃止時期を延期するべき」が最多の32.6％でした。

一方で、ネット調査では「わからない、答えない」が最も多く、「廃止の時期を延期するべき」と「廃止の必要はない」の割合が拮抗し、全体的に意見が分かれました。

日本共産党委員長について

「日本共産党の党首にあたる志位委員長は、まもなく委員長の就任から23年を迎えます。あなたは、志位委員長の在任期間が長すぎると思いますか？」と聞いた結果が上の図です。

電話、ネット調査ともに「思う」が最多を占めるなど、同じ傾向が見られました。

支持政党別のクロス集計では、共産党支持者の内訳は「思う」22．2％、「どちらとも言えない」44.4％、「思わない」33．3％。「思わない」と答えた割合は支持政党別で最多でした。

公費を使った海外視察について

「あなたは、公費を使った政治家の海外視察や海外研修は、政策立案などの政治活動に役に立っていると思いますか？」と聞いた結果が上の図です。

いずれの調査でも、半数超えが「役に立っていると思わない」と否定的な見方を示し、肯定的な意見を大きく上回りました。

有名人の政治的な発信について

「芸能人やスポーツ選手などが政治についてSNS等で意見を発信することについて、あなたはどう思いますか？」と聞いた結果が上の図です。

いずれも「積極的に発信してほしい」が「できるだけ発信してほしくない」をわずかに上回りました。

調査概要・さらに詳しい解説は選挙ドットコムちゃんねるで！

今回の選挙ドットコムリサーチの結果は、8月15日に公開予定の「選挙ドットコムちゃんねる」でJX通信社の米重克洋氏が解説しますので併せてご覧ください。

【調査概要】
調査は令和5年8月12日（土）と13日（日）に実施。日本国内の18歳以上の方を調査対象とし、有効回答数は電話調査（JX通信社との共同実施）で997件、インターネット調査（Gunosyリサーチを使用）で1000件を取得。電話調査は無作為に電話番号を発生させるRDD方式をオートコールで実施。ネット調査はスマートフォンアプリ（Gunosy）のダウンロードユーザーを対象にしたアンケートツールにより実施。各数値は小数第2位以下を四捨五入。

【★告知★】

インターネット上での選挙活動や選挙応援、いわゆる「ネット選挙」が解禁となって今年4月で10年目を迎えました。選挙ドットコム（イチニ株式会社）はこの節目を捉え、「ネット選挙フォーラム2023」を8月23日（水）に開催します。国会議員やネット上の選挙・政治活動を研究する学識・有識者、選挙関連ビジネス企業、選挙プランナーなどの著名人をお招きし、様々な角度からネット選挙の道のりと現在地、そしてこれからの展望や乗り越えるべき課題について議論します。

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