台風7号の影響で、静岡県内は16日にかけて警報級の大雨が降る見込みです。15日、新幹線は東京~名古屋間で大幅に本数を減らすほか、空の便に欠航が相次いでいます。
台風7号の接近に伴い県は、14日午後、災害対応にあたる職員を集め、危機管理連絡調整会議を開きました。会議では、最新の台風情報が共有された後、被害状況の情報収集体制を強化することなどが確認されました。県の黒田危機管理監は、「あさってにかけて災害の危険度が高まる」として、土砂災害や河川の氾濫などへの警戒を呼びかけました。
JR東海は、東海道新幹線の運行について15日、名古屋~新大阪間で終日運休にすると発表。東京~名古屋間については、本数を大幅に減らし、グリーン車を除くすべての席を自由席にすると発表しています。静岡駅では、15日の運行についての情報が電光掲示板に表示され、改札口には予定を変更して乗車する人の姿も見られました。
(浜松市に帰る親子)
「(きょう)1日、静岡市で遊んでから帰るつもりだったが、台風の影響もあり朝一番で帰ることにした」
台風の影響で帰る人もいればこれから遊びに行く人も…
(都内に行く人)
「東京の池袋に行く予定」「彼女との休みの日程の関係で、今週の月火しか行けないので」「火曜日(あす)に帰るので、帰れればいいと思うが、ちょっと怖い」
また、予定を変更して自宅に帰った家族を見送りに来た人は…
(家族を見送りに来た人)
「14日(きょう)午後に(孫たちは)帰る予定でいたが、(愛媛に帰るため)大阪を12時頃に通過したいということで、この時間を選んだ」「(予定より)6時間くらい前倒しで帰ったことになる」
一方、多くの人で混みあっていた静岡空港。沖縄や福岡から帰ってきた人は無事、到着したことをうけて安堵の表情を見せていました。
(沖縄から帰ってきた人)
「本当はあす帰ってくる予定だったが、台風の影響で飛ばなくなったら困ると思い(予定を)一日早めて今日帰ってきた」
(福岡から帰ってきた家族)
「一便遅れたら欠航になっていたかもしれない」「多少着陸の時に揺れていた」
一方、こちらは日本有数のリゾート地、熱海。
(坂井 太一 記者)
「午前11半すぎです。弱い雨が降り出しました。空を見ると、どんよりとした雲が一面に広がっています」
駅前は…。
(坂井 太一 記者)
「改札から続々と観光客が出て きます。いつもより人が少ないように感じます」
昼過ぎにも関わらず、帰る人の姿も見られました…。
(横浜からの観光客)
「3時くらいから雨が降りそうなので、早めに帰る」「海に行きたかったですね」「この天候なので室内プールに切り替えて楽しんだ」
(東京からの観光客)
「台風が近づいてきて残念」「傘を持って雨が降ったときはすぐさせるように準備したいです」
土産物店が立ち並ぶ商店街。屋根があるため“少しの雨”であれば「逆に人通りが多くなる」と言いますが、やはり気になるのは“台風の影響”です。
(干物店・飲食店経営)
「東海地方は雨や暴風への警戒が必要ですと散々言われている、実際どうなるか心配です」
お盆休みがスタートした先週金曜日。熱海サンビーチは約400mの砂浜が埋め尽くされるほど海水浴客で賑わっていましたが…
(坂井 太一 記者)
「天気も心配される中、やはりビーチには人が少ないですね」
(埼玉からの観光客)
「いい海なので、もっと人がいてもおかしくない、晴れてたら最高でした」
こちらのビーチアスレチックは台風の影響で14日と15日を中止にしたといいます。
(ウォーターパーク運営 加藤誠司さん)
「空気を抜いた。平べったくして 風の影響を受けないように」「一番の書き入れ時だし非常に痛い、天気にはかなわないのでしかたがない」
台風7号は観光地にも影響を及ぼしています。