台風7号は15日、和歌山県に上陸し、近畿や四国の一部を暴風域に巻き込みながら北上した。局地的豪雨をもたらす線状降水帯が、鳥取県から岡山県にかけて発生。15日は引き続き近畿や東海、四国で発生する可能性がある。気象庁は、土砂災害や河川の氾濫、暴風などに厳重な警戒を呼びかけた。お盆の時期を直撃し、交通機関に大きな影響が出た。
東海道・山陽新幹線は名古屋―岡山で始発から最終列車まで計画運休。空の便は日航と全日空が大阪発着便を中心に多数が欠航。高速道路も一部区間で通行止めとなった。
大阪市のユニバーサル・スタジオ・ジャパンは終日休園。甲子園球場での全国高校野球選手権大会は4試合が中止となり、16日に順延された。
6時間降水量は15日午前、和歌山県那智勝浦町で304.0ミリ、京都府綾部市睦寄で190.0ミリと観測史上最多を更新した。
台風7号は15日午前5時前、和歌山・潮岬付近に上陸した。午後1時ごろには、兵庫県明石市付近に再上陸した。
