観葉植物が生活の一部に Z世代で定着 第一園芸調査

自宅に観葉植物のある10、20代の約半数が1、2年以内に入手したことが第一園芸(東京都品川区)のアンケートで分かった。同社は新型コロナウイルス下でブームとなった観葉植物がZ世代の間で「新たな趣味として定着しつつある」と期待する。

国内に住む10~60代の男女5000人を対象に調査した。自宅に観葉植物があると回答した1000人に、いつからあるのかを聞いたところ、70%が「3年以上前から」と回答した。世代別では30~60代の6割以上が「3年以上前から」と回答した一方、Z世代にあたる20代の53%、10代の46%が「1、2年以内」と回答した。

植物を育てている人に、育てる上で感じていることを聞いたところ、「植物が好きになった」に対して15%が「よく当てはまる」、48%が「当てはまる」と回答。世代別では「よく当てはまる」と最も多く回答したのが20代で25%、次いで10代が18%となった。

第一園芸は、形が多様なサボテン類や多肉植物と鉢の組み合わせを若年層は近年楽しんでおり、観葉植物がコロナ下でのブームをきっかけに「新たなファッションアイテムとして認知されている」と分析する。

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