大河ドラマの起爆剤になりそうな城田優

嵐の松本潤が主演する大河ドラマ「どうする家康」の第31回「史上最大の決戦」が、13日に放送され、城田優がサプライズで出演を果たした。

第31回は、お市(北川景子)を死に追いやった秀吉(ムロツヨシ)に、家康(松本潤)は激怒、打倒秀吉の意志を固め、ある策略が思い浮かぶも、その策も秀吉に封じられ、大ピンチに追い込まれるというストーリーだった。

城田が演じる森長可は織田家家臣。“鬼武蔵”の異名をとる猛将で、槍の名手。池田恒興(徳重聡)の娘婿。信長亡き後の覇権争いに加わり、「長久手の戦い」では、恒興とともに井伊直政(板垣李光人)率いる赤備え隊と激突する。

羽柴秀長を演じる佐藤隆太とは、佐藤が主演を務めヒットしたTBS系のドラマ「ROOKIES」以来14年ぶりの共演だったそうで、各メディアに対して城田は、「感慨深い時間でした」とコメント。

そして、大河ドラマへの出演も「天地人」以来14年ぶり。「『天地人』は僕にとって初めての時代劇で、所作や殺陣など、とにかく教わることだらけでしたので、お話をいただいたときは本当に本当に光栄でした」と当時を振り返った。

今作については、「長可は破天荒な逸話をいくつも持つ武将の一人ですが、本編ではあまり分かりやすくこの側面を表現することはせず、虎視眈々と天下を取ろうとする心の動きや、繊細なお芝居に重きをおきました」と役作りのポイントを明かした。

「大河はすでに、織田信長役の岡田准一、家康の正妻役の有村架純、そして、お市役の北川がすでに〝退場〟。それもあってか、8月6日の放送では視聴率が1ケタに落ち込んだが、城田のサプライズ登場もあってか13日の放送は2ケタに回復。城田が大河の起爆剤になりそうだが、今後も、そういう役割の俳優・女優の投入がありそうだ」(テレビ局関係者)

城田があまり時代劇への出演がなかったのも、視聴者にとっては新鮮だったはずだ。

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