まちを挙げての創部から100年…所沢高野球部が記念式典 歴代監督やOBらも出席「これからも歴史つなげる」

木村一男委員長から記念品目録を贈呈される野球部部員=埼玉県所沢市星の宮1丁目のベルヴィザ・グラン

 今年で創部100周年を迎えた埼玉県立所沢高校野球部は、所沢市内で創部100周年記念式典を開催し、同部OBや歴代の監督のほか、現役の部員や来賓として藤本正人市長らが出席した。

 同部は、1923(大正12)年に発足し、これまでに900人を超える部員が所属してきた。創部100周年記念事業実行委員会は2021年8月に設置され、百年史の発刊、野球部へのLED照明設備やプレハブ小屋などの記念品の贈呈、OBチームの結成などの事業がこれまでに執り行われた。

 記念事業の一環として6日に実施された式典で、同実行委員会委員長の木村一男さんは「創部当初にご尽力をいただいた方のお名前を拝見すると、まちを挙げての創部であったことがうかがうことができる。これからも150年、200年の歴史をつなげていくことになる」とあいさつ。

 藤本市長は、「今年で105回を迎えた夏の高校野球と同じく、所沢高校野球部も長い歳月を積み重ねてきたことを思うと、先輩方が素晴らしい歴史と伝統を築き、後輩たちがそれを継承してきた証しであると深く敬意を表する。今後も所沢市として高校球児を含め、日本一子どもが大切にするまちを掲げ、さまざまな施策を展開していきたい」と語った。

© 株式会社埼玉新聞社