2度のマウンドで計5.1回9奪三振の好投!巨人/阪神はどう見る?複数球団注目の最速147km本格派右腕とは!?【ドラフト候補/甲子園2023】

岡田彗斗が計5.1回9奪三振の好投

8月14日に行われた夏の甲子園大会2回戦に登場した北海(南北海道)の岡田彗斗は、5.1回を78球で5安打1失点9奪三振。2度マウンドに上がり、合計5.1回を投げ、9三振を奪う好投を披露し、北海の3回戦進出に大きく貢献した。

岡田彗斗は初回、浜松開誠館(静岡)の先頭打者・深谷哲平にツーベースヒットを打たれ、暴投で3塁まで進塁を許したが、続く廣崎漣を146kmのストレートで三振を奪うなど、3者連続三振で無失点に抑え、ピンチを脱した。

4回まで毎回の8三振を奪った岡田彗斗は、4回に吉松礼翔の犠牲フライで先制点を許し、5回途中から2年生左腕の長内陽大にマウンドを譲ったが、7回から再び登板し1回を無失点に抑えた。

北海は、先制点を許し、1回戦に続き追う展開となるも、7回に満塁のチャンスを作り、熊谷陽輝のサードゴロの間にランナーがかえり、1-1の同点につく。8回には浜松開誠館に1点を勝ち越されるも、直後の裏の攻撃で、1回戦で2ランホームランを放った途中出場の小保内貴堂がタイムリーヒットを放って、再び同点に追いつく。最後は、9回に先頭打者の熊谷陽輝がヒットで出塁し、1アウト2塁のチャンスの場面で関辰之助がサヨナラタイムリーヒットを打って接戦を制した。

接戦を制した北海は、3-2で浜松開誠館に勝ち、1回戦に続くサヨナラ勝ちで、準優勝した2016年以来、7年ぶりに3回戦に駒を進めた。

岡田彗斗(おかだ けいと)/北海【南北海道】

178cm78kg 右投右打 最速147km 投手
変化球:スライダー、カーブ、スプリット

回転数2300rpmを計測する伸びのある最速147kmの直球が持ち味の本格派右腕。

2年生の秋まではプロ注目の熊谷陽輝(くまがい はるき)の控え投手だったが、熊谷陽輝の怪我に伴って3年生の春から背番号1を担い、エースに成長した。

全道大会準々決勝では、札幌日大を相手に2安打13Kと好投を見せ、初完封勝ちを収めた。

3年時夏の予選では、主に救援を担い、2年ぶり40度目の南大会優勝を達成した。

プロ注目の熊谷陽輝と共に、複数球団が興味を示している。

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