夏空の下で「野球フェス」 越谷で小学生から大人まで楽しむ催し 試合後の「ヒーローインタビュー」も

夏空の下で野球を楽しむ選手=12日午後、越谷市民球場

 小学生から社会人までが試合を通じて野球を楽しむ催し「越谷野球の日~小中高大野球フェスティバル」が12日、埼玉県越谷市民球場で行われた。

 有志らによる「野球の街越谷」実行委員会が主催。同会は野球人口の増加を目指して昨年4月に発足した。催しは昨年11月に続き2回目となる。

 この日は小学生から大学生の部まで各カテゴリーで計4試合が組まれ、地元の学校や野球チームが参加した。

 午後から始まった高校生の部は越谷南高校と越谷東高校の越谷ダービー。市内にある叡明高校吹奏楽部も応援に駆け付け、夏の高校野球埼玉大会のような雰囲気の中で行われた。

 勝敗にこだわらず思いっきり野球を楽しむことが目的。選手は夏空の下、懸命に白球を追いかけた。それぞれの試合後にはプロ野球さながらのヒーローインタビューもあり、お立ち台に上がった選手は保護者からの拍手に笑顔で応えていた。

 同会は今後も女子や初心者対象の催しを行う予定という。発起人で会長の長瀬翼さん(36)は「野球を純粋に楽しめるこのような機会をこれからも設けていきたい。野球の魅力を幅広く発信できたら」と話していた。

© 株式会社埼玉新聞社