67年の歴史に幕 千葉公園体育館 思い出振り返る見学会

67年の歴史に幕 千葉公園体育館 思い出振り返る見学会

 主にスポーツの会場として、長年多くの市民に親しまれてきた千葉公園体育館。
 67年の歴史に幕を下ろすのを前に、体育館での思い出を振り返る見学会が8月15日に開催されました。

 千葉公園体育館は、1956年、千葉市中央区弁天の千葉公園内に建設されました。

 スポーツや式典の会場などで親しまれてきましたが、施設は老朽化し、近くに新しい体育館も完成したため、16日から解体作業が始まります。

 市が開催した見学会には150人以上の市民らが訪れました。

 体育館の壁や床の一部は訪れた人が自由にメッセージを書けるスペースとなり、「バドミントン大会楽しかった。ありがとう」とか、「大学の入学式はここでやりました」などと体育館での思い出が綴られていました。

 見学会では、戦時中に下志津陸軍飛行学校で使われていた格納庫を体育館の一部に転用した歴史などを振り返るパネルも展示され、メッセージの中には「軍都千葉から平和都市チバを娘、息子に語り継ぎたい」というものもありました。

見学会に参加した女性は―
「中学1年生の総体の団体戦はここで優勝した。(夏は)暑かった。バドミントンは閉め切るのでむちゃくちゃ暑かった体育館。新しい体育館ができてうれしい気持ちもあるし(こちらが)なくなってしまう悲しさもある」

「(部活の)体操の大会をここで行った。一番思い出に残っている。ここは解体されるが大会の写真も残っている。思い出として大切にしていきたい」

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