【SNS特報班】早めの予約、飲食物持参 宮崎県民「旅」の節約術回答

 宮崎日日新聞など九州4紙の「旅」に関する合同アンケートでは、節約術についても質問した。本県在住者からの回答には航空券や宿泊施設を「早めに予約する」という意見が目立った。物価高騰の中で旅行費を捻出するため、飲み物や弁当の持参など、さまざまな工夫が寄せられた。
 交通費や宿泊代は、旅費の中で高額になりやすい。新富町の自営業女性(47)は「ホテルや乗り物はなるべく早くから予約する」、宮崎市の会社員(43)は「ネットの比較サイトで安い料金プランを探す」と回答した。
 「車中泊」という意見も複数あった。宮崎市の会社員男性(57)は「翌朝まで駐車の許可を受けた上で、ご当地メニューで酒盛り」と楽しみ方を紹介した。
 日南市の会社員男性(47)はホテル代を抑え「その分、おいしい物を食べる」とメリハリを付ける旅行を提案。宮崎市の女性(61)はビジネスホテルを利用し「遊びやお土産にお金をかける」という。
 独自の節約術として、延岡市の男性(68)は「地域の名産品を買い込み、部屋でおいしいお酒と楽しむ」。宮崎市の女性(64)や、男性(81)は「おしゃれをしたいが、普段着で出かける」と準備費用を抑えるアイデアを寄せた。
 「飲み物はペットボトルなどを準備」としたのは三股町の公務員男性(48)。「1回分の弁当を持参」するという都城市の男性(67)の旅行の予算は1万円未満で、「年金暮らしのため」と理由を説明した。
 このほか、宮崎市の女性(60)は「めったに旅行は行かないので、節約は考えない」と、夏のイベントを待ち望む投稿もあった。
 本県以外では、福岡市の男性(36)が「JRの株を購入して株主優待券を手に入れる」、鹿児島県霧島市の女性(38)は「(宿泊先を)できるだけ平日に予約できるように仕事を調節する」などと答えた。

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