【台風7号】京都・木津川の流れ橋、水位上昇で流れる 時代劇ロケで有名

橋板や橋桁が外れた上津屋橋(流れ橋)=15日午後3時56分、八幡市上津屋

 台風7号の接近に伴う大雨で15日午後、京都府南部の木津川が増水し、八幡市と久御山町を結ぶ府道八幡城陽線の上津屋橋(流れ橋)の橋板と橋桁が、橋脚から外れた。

 府山城北土木事務所は、水位が上昇したため同日午前7時半ごろから、流れ橋を通行止めにしていた。同事務所によると、午後2時ごろ、現地で職員が橋脚から外れていることを確認した。木津川上流の国交省飯岡水位観測所(京田辺市)では、午後1時50分に3.61メートルを観測していた。

 流れ橋は2019年の台風19号でも被害を受け、橋脚から外れるのは4年ぶり。同事務所は「今後、調査などをして復旧に努めたい」としている。

 流れ橋は長さ356.5メートル、幅3.3メートルの歩行者専用の橋。時代劇などのロケ地でも知られる。

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