【速報】台風7号、関西各地で負傷者 浸水や倒木、土石流も

和歌山県に15日上陸し、近畿地方を北上した台風7号による強風や大雨の影響で、関西各地で負傷者が相次ぎ、倒木や浸水、土石流の被害も出た。和歌山市では15日朝、50~80代の男女3人が負傷し、うち60代男性が建物の外壁に挟まれ意識不明の重体となった。大阪府や地元消防によると府内では男女6人がけがをした。堺市中区では建物のひさしが風にあおられて落下し、挟まれた70代女性が軽傷。豊中市では70代女性が強風で転倒し、太ももを骨折した疑いがある。奈良市内のゴルフ練習場では強風にあおられたとみられるネットが柱ごと倒れ、別の建物の解体工事現場では足場が崩れる被害があった。いずれもけが人はいなかった。滋賀県と京都府では合わせて男女5人が軽いけが。大津市では20代女性が倒れてきた木に頭を打ち、京都市南区では自転車の30代男性が転倒して腕を負傷した。神戸市でも20~80代の男女7人が飛んできた看板に接触するなどした。

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