【無自覚な夫のための妻の地雷ワード事典】『今日1日、何やってたの?』家庭内戦争勃発!?妻の心を傷つける禁断の言葉リストがここに!

【無自覚な夫のための妻の地雷ワード事典】

夫婦円満に過ごすためには、「地雷ワード」を知ることが重要

本書【無自覚な夫のための妻の地雷ワード事典】で取り上げた「地雷ワード」とは、夫婦間で交わされる日常の会話のなかで、ふとした瞬間に相手(本書では妻)の機嫌を損ねたり、傷つけたりするひと言と定義しています。

同じ屋根の下で暮らす夫婦であれば、毎日、顔を合わせるなかで、「会話」がひんぱんに交わされます。そして、この会話こそが、コミュニケーションのなかでも特に取り扱い注意の代物なのです。会話のなかでは、相手をほめる言葉もあれば、ときとして貶める言葉もあります。ここで問題なのは、言葉ひとつで相手の感情を良い状態にも悪い状態にも簡単に導いてしまえるという点です。

そういう意味でも、会話の際にもっとも重要視すべきなのは、相手に対する言葉づかいといえます。ここが疎かになると、いわゆる「地雷を踏む」危険性が高くなります。あなたが何の気なしに発した言葉で、受け取った側がもし傷ついたとすれば、その言葉は「毒」でしかありません。反対に、相手が喜んでくれるような言葉であれば、それは「薬」となり、二人のコミュニケーションはうまく機能し、良好な夫婦関係が継続できるのです。

自分の言葉が相手を傷つけていないか、不機嫌にさせていないかどうか、それを知るためには地雷ワードそのものを把握すること。そして、それがなぜ地雷となるのか、その意味合いをしっかりと理解することが大切なのです。

相手を傷つけずに、言いたいことを伝える「言葉選び」とは?

地雷ワードが、夫婦間の会話のなかで頻発する大きな理由としては、男性と女性の性差、生物学上の違いが挙げられます。一般的に、男性は論理優先的で、女性は感情優先的と考えられています。男性は目的を成就するために効率を優先させがちな一方で、女性は目的達成までのプロセスを楽しむほうに重きを置きがちなのです。こうした違いが会話にも表れる傾向があるため、この点を把握するかしないかで、異性の相手に向けて発する言葉にも差が出てきます。しっかり言葉を選んで、いかに相手を傷つけたり、イラ立たせたりせずに、自分の考えを伝えるかが大切なのです。

夫側は、家事・育児について、その苦労や大変さを理解していないことが多いです。たとえば、ふとした際に「手伝おうか」と夫が優しく声をかけても、妻をイラ立たせることがあります。なぜなら「手伝う」「協力する」という言葉は、自分は当事者ではないというスタンスから発せられるからです。つまり、夫の立場でありながら、家事・育児に対して責任を負うのは妻であり、自分ではないという姿勢であると受け取られるため、妻の気分を害してしまうのです。令和のこの時代、妻が何より夫に求めているのは、主体的に子育てに参加する意識です。お互いが言葉選びに気づかい、お互いの立場や状況を意識しながら相手に接することができれば、地雷ワードは確実に減り、家庭は居心地の良い場所となるでしょう。

出典:無自覚な夫のための妻の地雷ワード事典

『無自覚な夫のための妻の地雷ワード事典』
監修:岡野あつこ

【「今日一日、なにやってたの?」生活の中で何気なく夫が踏みがちな最凶地雷ワード集が誕生!】

夫婦は相手をリスペクトしてこそうまくいくものですが、同棲や結婚、出産などの環境の変化を機に、夫の無自覚な一言によってトラブルになってしまう夫婦は多くいます。 その背景には、夫が妻の立場に経って考えられていなかったり、「自分がメインでやるべきことではない」という勝手な決めつけによる言動が妻の気持ちと距離を生んでいることもあります。 本書では、夫婦問題研究家として3万8千件以上の夫婦関係の相談などを受けてきた著者と共に、妻をイラっとさせる『地雷ワード』をイラストを交えながら80ワード以上掲載します。男性側からの「今日一日、何やってたの?」「俺も家事とか育児とか手伝うから」などを始め、「言ってくれればやったのに」といった主体的に考えていないような発言や、「イクメン」「嫁」「家族サービス」など、『地雷単語』が入ったワードもたっぷりと掲載します。 さらに、女性から男性に対しての地雷ワードなども紹介し、男女どちらの視点からも役に立つ一冊を目指します。地雷ワードを知ることでその言葉の中にどういったニュアンスが含まれ、なぜその発言が相手をイラっとさせるのかが明確にわかるのはもちろん、理由をしっかり理解することで、相手の立場に立った考え方ができるようになったり、どちらも主体的に動くようになったりと、夫婦関係の改善に繋がります。 また、相手を傷つけてギクシャクしないための地雷ワードの言い換えも紹介。うっかり言いがちな地雷ワードを通して、夫婦関係を見直せるようになる一冊です。

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