栗駒山の紅葉は まさに『神の絨毯』

栗駒山でトレッキングを楽しもう!

奥羽山脈の女王と呼ばれる美しい山

栗駒山は標高1,626メートル。東北地方の中央に位置し、宮城・岩手・秋田の三県にまたがる円錐状の裾野をもつコニーデ型の火山で、その美しい姿から奥羽山脈の女王と呼ばれています。

女王と呼ぶにふさわしいこの優美な姿! 下からみても本当に美しいですね。

登山愛好家ならみんな知っている「日本百名山」を著した深田久弥は、その後書きの中で「東北では秋田駒ヶ岳と栗駒山を百名山にいれるべきであったかもしれない」と触れている隠れた名峰です。

登山入門者から熟練者まで、経験に応じて楽しめる9本の登山道が用意されているので、初心者の方でも安心して登山を楽しむことができますよ。

また「花の百名山」としても知られていて、150種類もの高山植物が群生しています。6〜7月は特に多くの花々を楽しむことができます。

9月末の秋からは、「神の絨毯」と称される見事な紅葉の大絶景を楽しめます。

周辺には魅力的な温泉も多数あり、登山でかいた汗をサッパリ流して帰ることができますよ。

せっかく栗原まで足を伸ばしたのなら、豊かな自然を全身で感じられるカヤックや沢遊びなどのアクティビティーもおすすめ。

夜は満天の星空があなたを待ち受けています。

それでは、実際に私が栗駒山に登った体験も踏まえて、詳しくご紹介していきます。

栗駒山中央コース

初心者やお子さま連れにおすすめなのがこちらの中央コース。道中に絶景を拝める撮影スポットが多数あるので、初心者以上の方にもおすすめのコースです。

まずは、栗駒レストハウスからスタート。登山道に入った後はお手洗いがないので、こちらで済ませてから登山開始がおすすめです。

登山道に入った後はひたすら真っ直ぐ歩くだけ。道迷いの危険も少なく、安心して山登りを楽しむことができます。この日はなんと乳児を抱っこしたお父さんや、小さな5歳の男の子、80歳のおばあちゃんにお会いしました!

栗駒山は、老若男女に愛される山なんですね〜。

人の手で整備された登山道が続きます

ずっと曇がかかっていて心配でしたが、標高が上がるにつれてどんどん雲が晴れ、頂上にさしかかる頃にはすっかり晴れ間が広がりました!

山の天気は変わりやすいので、事前に天気予報をしっかりとチェックしていきましょう。

道中は思わずカメラのシャッターを切りたくなる風景の連続で、なかなか足を前に進めることができません。

他の登山者のみなさんも同じことをおっしゃっていたので、栗駒山を訪れる際は、

いつもの登山よりも撮影時間を多めに計算して行程を組んだ方が良さそうです!笑

見てください、この開放感〜!

まるで雲の上を歩くよう

開放感と美味しい空気に何度も深呼吸~!

栗駒山山頂から見える景色

さて、みなさん気になるのはやっぱり栗駒山山頂から見える景色ですよね?

そこまで高い標高ではないし...そんなに周りの景色は見えないんじゃない?と思っていらっしゃる方もいるのでは?

さ〜ではではお見せいたします......

どーん!

見てください、この大絶景〜〜〜〜!360度ビューですよ!すごい〜〜〜〜!!

シーズンピークで山頂に人が多かったため、別日に写真を撮りました。

私が訪れたのは10月上旬の紅葉シーズン。素晴らしい雲海が広がっていて、それはそれはため息ものの大絶景でした!

初めて栗駒山に登った2人。山頂到達時の達成感。ドヤ〜!

実は私は登山がまったくの初めて

中央コースがいくら初心者向けとはいえ、日頃デスクワークかつ運動不足の身。息は上がり、足元はおぼつかず、何度も休憩を挟みながら汗をかきかき登ったわけです。

それでも途中途中に現れる美しい景色に、なんとか励まされながら登りました。でも、そんな辛さや疲れも、この景色をみた瞬間に全部忘れちゃいました。

「きゃ〜〜!」とか「すごい〜〜〜〜!」「綺麗〜〜!」

とか、ずっと叫んでいたような気がします。笑

深田久弥さん、今からでも遅くないので、ぜひ日本百名山に栗駒山を入れてください!入れましょう!

この高揚感が忘れられず、私は栗駒山をきっかけに登山に目覚めてしまいました。

ありがとう、栗駒山。またきます、栗駒山。

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